2012年6月12日火曜日

「仕込み」や「やらせ」ではなく子ども主体

【先生たちの発見!】が更新されていましたね。

年中さんでグループを作ったり、
お当番の活動を決めたりしていましたね。


一般的には、保育としてグループ作りが計画され、
ある日、先生が「今日はグループを作りまーす」
という感じで始まっていきます。

ルールに関しても、
子どもがルールを知っていようと知っていなかろうと
「これは決まりだから守りましょう!」というような感じで、
ルールに従うように、はめ込まれていきます。


客観的によ~く考えてみてください。

活動のネタとしてのグループ決めでしかありません。

決められたことだけをやっているだけでは
子どもは、受け身ですので自ら何かをやってみようとする
自主性は育ちません。

自主性が育つような保育がされていないのに
少し大きくなった時には
「もう自分でやりなさい」と言われてしまいます。

矛盾していますよね?



強制的にルールに従わせ、
大人にとって一時的に都合のいい子どもを
作り上げているだけにしかすぎません。

大人の圧力で抑え込まれている子は、
後にその圧力に反発するようになります。

そこで、大人は更に強い圧力をかけようとします。

教育の過程としておかしくないですか?


ですので・・・・矛盾を正していくと
うちの園の保育になるのです。

今回の年中さんのパターンは
その日のお当番を
やりたい子の中から子どもが選んでいきながら
グループの必要性につなげていくという
パターンでしたが・・・・

基本は、

たとえば、先生がお掃除をしていると・・・・?

それを見たある子が、お手伝いをしたくなります。
もしくは、まねをしたくなります。
(子どもの心理から必ず、そうなります。)

お手伝いをしてくれた子のことを
みんなに知らせ、みんなで「えらいね~」と認めます。

次の日になると、別の子も「やりたーい」と言って
お手伝いをしてくれるようになります。

これを繰り返しながら何日かすると・・・・。

お手伝いをしたい子が多くなりすぎ
“やりたくてもできない”という状態になります。

「じゃぁ、どうする?」と子どもと相談すると
「順番こでやる!」と必ず提案があります。

そこで、順番を示すお当番表が作られます。

当然はじめは、お当番の種類が
あまりないので、空欄があります。

空欄のときは、お休みです。

この様にすると、“やらされるお当番活動”ではなく、
やりたくて、やりたくて「早く順番が回ってこないかな♪」
と心待ちするようになります。

この段階でも、“お当番さんありがとう”
という感謝を表し認めることは続けます。

さらに、“やりたい”子が増えていきますので、
誰と一緒にやりたいかによって
自然とグループができていきます。

また、他にも自然とお手伝いが出てきますので、
同様にお当番の種類も増えていきます。

実際には説明のように、きれいに段階的に進むのではなくて、
重なって進んでいくことになりますが・・・・。


ただ、グループを作っただけの保育と

この様にしてグループが出来上がっていくのとでは

比べて考えたら質の違いは一目瞭然ですよね。

これを基本とし、子どもの心理に沿った
いくつかのパターンができてきています。


ルールに関しては、強制的にルールを守らせるのではなくて、
子どもたちのが必要を感じ、自分たちでルールを作ったり、
変えたりしながらの経験によって規範意識が育ちます。

これまでも書いてきていますので、
また、機会がありましたらその都度、書いていこうと思います。


P.S ただし!どの段階においても大人と同じレベルを
求めているわけではありませんし、求めてはいけません。

成長の過程にいることを踏まえて、未熟でも不十分でも
温かくその過程を見守ってあげることが重要です。