2011年3月17日木曜日

「仕込み」や「やらせ」ではなく子ども主体


先日16日に卒園式が予定通り行われました。

地震による不安が残る中ではありましたが
年間計画の予定通りに実施できたことは

目に見えない何かに、ただただ感謝するだけです。



さて、今年は卒園式を前に担任たちが悩んでいました。

それは、

今年は今まで以上に、子ども主体の保育を実践してきて
子どもたちの確かな育ちを実感しているさなか、

最後の最後で『仕込まなくてはならない』かも。。。

ということでした。

卒園式は形式的なものですので、
来賓も来ますし・・・・見栄えを気にしていました。

卒園式のために保育日数を使うのではなくて
子どもたちの育ちのために最後の1日まで
保育したいという思いとの葛藤です。

すばらしい先生たちだと思いませんか?


そしたら、また感動のドラマが!


子どもたちに、それとなく卒園式の話をしてみたそうです。

そしたら、子どもたちの方から

「練習するんでしょ?」
「じゃ、準備しておくね。」

と勝手に準備し始まったのだそうです。

担任たちは唖然としながら感動し、
それを聞いた私も感動しました。


興奮を抑えながら、
どうしてそうなったのかを
考えてみました。

おそらく、子どもたちは、
これまでの数々の行事を『やらされた』
という感覚は持っていないのだろう。

自分たちで『好きなように好きなことをやった』
その結果、楽しいだけではなくて
その気持ちに、たくさん共感され、
認められ、誉められた。

だから、

次へ向かう『意欲』が育まれた。

のだろうと思いました。


ですので、子どもたちのペースで
練習が始まりました。
極力、仕込まず。

予行練習の正直な感想は、

まぁ~へたっぴだなぁ~
と思いました。
おそらく史上で一番。

さすがに不安になりました。

そして2日後に地震です。

週明け2日間は基本休園の自由登園
ですので、練習はまったくできません。

ぶっつけ本場のような感じです。

さて、卒園式当日はどうだったかというと・・・・

もう言うまでもありませんね。

とても立派にできました。


最後の最後に思わぬ感動をいただきました。
そして、我々にも更なる『意欲』が湧いてきました。

2011年3月7日月曜日

チーム保育

年中さんも最近は、合同で保育する
ようになってきました。


トンネルをくぐって、隣の部屋へ。
2部屋を効率よく使い
一人の先生が、保育をリードし
もう一人の先生は、次の活動の
準備にまわります。
チームで保育することで、子どもたちの
導線がスムーズになりました。



そして、朝のお集まりの様子を見ていると。

「かっこ良い人だれかな?」
の先生の声に反応して、
子どもたちの姿勢が良くなります。

ここまでは、普通にあることです。

今日、見ていて驚いたのは、

かっこ良い人が、お当番をすることができる
ということになっていて

その、かっこ良い人を
子どもたちが選んでいました。

自分も、選ばれたいので、
かっこ良い姿勢になります。

でも、自分以外の誰かを選ぶんです。
すばらしい保育をしているなぁと感激しました。

お当番が機械的にローテーションしていくよりも、
子どもの心への様々な刺激が期待できます。
選んだ側と、選ばれた側、
選ばれなかった側
の三者の心の中で
複雑なことがおこります。

その心への様々な刺激は、
子どもたちを育だて、未来を作ります。

2011年3月4日金曜日

「仕込み」や「やらせ」ではなく子ども主体(ちびっこランド)

今日は、ちびっこランド
(幼稚園附設認可外保育所)
を見てきました。

2歳児の女の子は、お絵かきが大好きです。
誰かが始めると、それを見て
みんながやりたくなります。

男の子は奥で、ブロック遊びです。
それで良いんです。強制はしません。
白い紙だけでなく、新聞紙にも描きたくなりました。
エコですね~。

絵は、描かされるものではありません。
書き方も、使う色も自由です。

子どもは楽しいと自分からどんどんやります。
自然と数をこなすようになります。

そのうち自然と手首や指先の
機能も発達してきます。

楽しいと創造力も豊になります。


どの子も将来、画家になることが
決まっているわけでは、
ありませんから・・・・

絵を描く技法や構図などを教えて
大人から見ても上手な絵を
描かせることに重点を置く必要はありません。

自由に好きなことをしながら、
自ら学び、自ら育っていきます。

遊びの中で、いろいろな画材に
触れることで、楽しんで表現しようと
するようになっていきます。

幼稚園では、絵を描くときに
絵の具と筆を使うことがありますが、

いきなり本番!

ではなくて、絵の具や筆で遊ぶ経験が
先にあるべきでしょうね。

技術指導が幼児期の教育ではありませんから。

2011年3月1日火曜日

話し合い

年少さんの様子です。

昨日、のぞきに行ってみると、
なにやら活動が設定されていました。

その活動をやりたい子たちが
集まってきたのですが、

待つ順番を自分たちで決めていました。
自分たちで話し合いを始めて
みんなが納得する順番を決めたようです。

「話し合いをして何かを決める」
なんて、子どもだけでは無理だ。

と考える方もいますが、

うちの園では、
「大人と同じレベルで話し合いなさい。」
「大人と同じ答えを出しなさい。」
「もめないで決めなさい。」
などどは求めていません。

現時点の子どもたちのレベルで
決められるように決めたらいいんです。

偏っていても、不十分でも理不尽でもいいんです。

成長と共に、それらに気づきながら
話し合いの内容も自然と変わってきます。

当然、時にはうまくいったり
時にはうまくいかなかったりします。

今回、年少さんでも話し合いで
スムーズに決めることができたからといって、
この後もずっとそうとは限りません。

結果ではなくて、経験を保証するのが
幼児期の教育ですから。