2012年4月26日木曜日

新たな実践

先生たちの工夫を見つけましたので、
紹介したいと思います。



年少さんのお部屋です。
時間表示の仕方が昨年までとは変わりました。

子どもの反応や理解の様子を見ながら
リニューアルしたのでしょう。

アイディアを出して実践して満足して終わり!

ではなくて、

子どもに合った環境になっているかどうかを
保育の中で常に検証していなければ
実践が変化してくることはありませんね。

ですので、

これでいいかどうかは、また今年度も
検証されていくと思います。



年長さんのお部屋では・・・・
朝のお支度の表示が変化していました。

お手紙の枚数を知らせるほかに、
今日の、【お片付け】と【お当番】の
時間表示が増えていました。

さらに、その裏は・・・・




自分がどこで遊んでいるかの表示がありました。

後から来た子も、これを見て
お友だちがどこにいるかを確認して
遊び場を選ぶことができます。


別のお部屋の時間表示もリニューアルされています。


テラスでは・・・・?

それぞれのお部屋に、どんな遊びがあるのかを表示しています。

その裏は、

その月のお誕生者が紹介されていました。

毎年、新たな実践が先生たちから生まれてきています。

現状に満足することなく、
子どもの姿から得た気づきを
よりよい保育環境へとつなげられています。

2012年4月23日月曜日

『見守る保育』

土日を挟むたびに、
慣れては少し戻り、
また慣れては少し戻りを
繰り返しながら子どもたちは、
少しずつ園生活が安定していきます。

新入園児が慣れてくると、
やりたいことを自分で見つけ
満足するまで没頭します。

そこに、進級児が来て、
「か~し~て~」と言っても
なかなか貸してもらえません。

進級児だって、新しいお友だちが
入ってくることでのストレスがあります。

その、ストレスのなかで
体感的に、関わりを学んでいるんです。


この時期は、新入園児のトイレに
先生の手がかかります。

2歳児からの進級児は、園生活が
自立していますので、
先生が頼れなければ、
子ども同士で助け合います。
くつ下の裏返しが直せないので、
お友だちに直してもらっていました。 
はき終わった後、かかとのズレも
直してあげていました。
なんと、まぁ、なんと!

進級児とはいえ3歳です。
困ったら先生を頼りたくなります。

でもね、先生との関係がある程度できたあとは、
いつまでも先生に依存するのは良くないんです。

特に、子どもが先生に依存していて、
先生も、子どもと関わりすぎていて
というのが一番よくありません。

共に依存し合っている状態です。

これは一番、子どもの育ちを邪魔します。

実は、この近くに新入園児のトイレの
援助をしている先生がいました。

この子たちは、「せんせい!せんせい!」
と頼りませんでしたし、

先生もあえて声は掛けず、
このやり取りを横目で見守っていました。


家庭での親子の関わりも同じです。
子どもが自立していく過程で、
共に依存し合っている関係では
子どもは健全に育ちません。

子どもの必要以上の甘えを許してしまう。
(子が親への依存が強すぎる)

わが子が心配なあまり、いつまでも手や声を掛けてしまう。
(親が子への依存が強すぎる)

この様なことのないように、しっかりと
見守る距離を保ちたいものです。



・・・・・おまけ・・・・・

今日は雨ですので、遊戯室が解放されていました。

大音量の音楽を流し、
ステージで思い思いにダンシング!
していましたよ。
雨の日は活発な遊びが制限されてしまうので、
発散できないせいか子どもたちは、荒れ気味になる傾向があります。

そこで、先生のアイディアなんでしょう。


先生たちに良く言っている
『アクティブリフレッシュ』
からヒントを得たのかな?

ちがうかな?

休日にただ、ぼけーっと体を休めるだけよりも
体を動かした方がリフレッシュ効果が高いんです。

たとえ肉体的疲労が残ったとしても、
精神的なリフレッシュをすると気持ちいいんです。

精神衛生が図れていた方が
良い仕事できますよね。


話は戻りまして、

大音量をかけていますので、
なんだ、なんだと気になって
みんな集まってきます。

↑動画はパソコンでどうぞ!

2012年4月20日金曜日

話し合い


年長の先生の週日案から
気づき・反省を紹介します。


4/13(金)


来週から普通保育が始まるので、
活動の内容を少し話し合ってみた。


どんな活動をやりたいのか?


どんなもので遊びたいかなどと


話し合ってみると、


「スカリーので遊びたい」
とSちゃんが提案してくれた。


しかし、Tくんが
「スカリーノのビー玉、年少さんに、またとられちゃうも。」


と心配していると、Sちゃんが
「ちゃんと、年少さんも遊べるように入れてあげよう?」
「ビー玉とったら教えてあげようよ!」


と子どもたち同士で、どうしたら楽しくみんなで遊べるか
など話し合う姿にびっくりしてしまった。


少しずつ、どんなコーナーを設置していくか
今日は○か×かなど、子どもたちで
話し合いが進んでいくような姿に
つながっていくようサポートしていきたいと思う。






年長さんは、来週一週間をどのように過ごすかを
金曜日に話し合って決めていますが、

問題があれば、その問題を取り除くのではなくて、
どう解決していくかを年中のときも、その都度、何回も
話し合ってきた経験がつながって活かされていますね。

そして、先生はその姿を逃さずしっかりと捉えられていますね。



・・・・・おまけ・・・・・

年長さんのお部屋で、
エコスの依頼で展示する
母の日にちなんだ
お母さんの絵を描いていました。
写真、見えますかね。

この様に掲示しておいて、
描きたい子から描いていっていました。

一斉強制活動ではなく、
子どもの気持ちに沿った
(子どもが興味や意識を持ったとき)
タイムリーな活動が展開されていました。

しっかり、選択肢(使う道具)の提示もありますね。

嫌々やらされるのではなくて、

自分でやろうと思って
何を使って描くかを自分で決めてと

子どもが主体になって
活動を展開していますから
よく集中しています。

そしてなにより、生き生きとしています。

2012年4月19日木曜日

話し合い




年長の先生の週日案から
気づき・反省を紹介します。


4/12(木)


 
今日は、子どもたちと外で遊ぶことになり、
何をやりたいか話し合うと、
『こおり鬼』や『花いちもんめ』などのリクエストが。


人数が多いやつに決めようと・・・・


『こおり鬼』が大人気。


すると


Cちゃんが、『花いちもんめ』に手を挙げていたNちゃんに、
「こおり鬼でもいい?大丈夫?」と聞いていた。


Nちゃんも、その言葉に「いいよ」と反応。


Cちゃんの友だちへの思いやりや気遣いが見れた瞬間だった。


そんな姿をどんどん大切にしていこうと思う。








多数決できめるとき、うちの園では、
多数派の方の意見に決定する前に、
決まっても良いかどうかを
少数派の意見の子たちに
再確認します。


少数派の子たちに「いいよ」と承認を得て、
はじめて多数派の意見の方に決定します。


昨年までに、そんな話し合いをしてきた
成果の姿でしょう。


先生たちの共通意識ができていますね。


一貫した保育が、子どもの育ちを
スムーズにさせますので、
非常に重要なことです。



2012年4月18日水曜日

『見守る保育』



年長の先生の週日案から
気づき・反省】を紹介します。

4/11(水)


新学期が始まり初めての雨
ということで、子どもたちの様子が
気になっていたが、
遊戯室に『サーキットあそび』を設定したことで
汗だくになって遊ぶ姿があった。

そんな中

Hちゃんんが朝の支度をしていると、
突然、吐いてしまった。

近くにいたNちゃんが、「大丈夫?ティッシュ持ってくるね」

と声を掛けてくれた。

また、男の子たちが

「うわ!汚い!」と言っていると

Sちゃんが、「汚いじゃないよ!気持ち悪いんだから」

と反論してくれたり


子どもたちで調子が悪い子に対しての
対応をとる姿に成長を感じることができた。



・・・・おまけ・・・・

【入園式】や【そだち】で、
心理的安全基地の話をしましたね。

心理的安全基地の第一歩は
母親や家庭になります。

そして

母親や家庭を心理的安全基地とした場合、
幼稚園に行くことが、探索行動になります。

安全基地から探索行動に出て
また安全基地に戻ってくる。

この繰り返しで、子どもは発達していきます。

その後、心理的安全基地は『先生や、お友だち』など
幼稚園にも出来始めます。

そうすると、園での活動は更に広がっていきます。

このようにしながら、安全基地との距離は、
少しずつ長くなっていきます。

それが、自立していっている証です。

もう、こんなことにも自分からチャレンジしています。 
心理的安全基地の第一歩が
しっかりと作られていたことが、
うかがえますね。


自分より大きい子たちの遊びをまねて
さっそく、こんなことも。 

おうちへ帰ったら、温かく迎えてあげてくださいね。


2012年4月17日火曜日

サークル対話


年長の先生の週日案から
気づき・反省を紹介します。


4/10(火)




子どもたちと、お当番の必要性について話していると


転園児のRちゃんが
「おはよう当番???」
となっていた。


すると、すかさずHちゃんが
「このノートとファイルを配る係だよ。」
と説明してくれた。


話し合いでは、
「どうしたい?」の問いかけに、


「袋のやつがあるから、配るのはいらないかも・・・・」
とOくんが発言したり、


「じゃあ、カレンダーめくるのをお仕事にしよう!」
とSちゃんが言ったりと、


お当番のお仕事の内容もしっかりと
話し合う姿が見られうれしかった。








たいがいの園では、お当番の内容は
先生によって決められていて
それを、子どもたちが、やらされますね。


うちの園では話し合いを良くしますが、
子どもたちが必要かどうか、
どのような内容で行うかなど
子どもと話し合ったり
子ども同士が話し合って決めますので、


強制的にやらされている感』は、
子どもたちには、ありません。


ルールも、このように決められていきますので
規範意識のベースもしっかりと育っていきます。




子どもたちが、育ちの過程において
どのような経験が必要なのか、重要なのか
良く理解していなければ、
このような保育にはなりません。


先生たち、よく考えていますよね。






・・・・おまけ・・・・


園生活の自立に向けての援助の初歩を紹介します。




少ししたら、子どもだけで、
もしくは、子どもたちだけで
この活動ができるようになる。


という自立を目指した、
現段階の援助です。






年少さんでは、新入園児がほとんどですので、
登園してきた順に個別に
先生と確認しながら行います。


カラーコピーした見本を用意しておきます。


「同じページを見つけてごらん。」


開けたら


「しるしが付いているところと同じ場所はどこ?」


などと、やりとりしながら行っていきます。

年少さんでも、教えられる場合は促して、
【先生→子ども】 
という関係から
【子ども→子ども】
という関係を作っていきます。
 


わかるから○で
わからないから×


では、ありません。


個人差があるから関わりが生まれ
子ども同士の関わりで
お互いの発達を促し合うようになっていきます。


そうすると、先生がいつまでも
ついている必要がなくなります。


監視や管理といった
先生の関わりすぎがなくなりますので
子どもたちは、良く育つようになります。


(大人の関わりすぎが、子どもの育ちに対して
良くないことは、これまでも伝えてきました。)








 年中さんは、環境が変わったことに対しての
確認のために、初めのころの何日かだけ
先生がついていましたが


もともと進級児は
完全に自立できていますから
余裕な感じです。

新入園児に関しては、
年少さんと同じ様に
出来る、出来ないの個人差のなかでの
関わりによって
【子ども→子ども】
自立が促されていくことでしょう。



 年長さんは、シールシートも
自分で管理しながら行います。

学年の差や園生活の長さの差などにより
能力にも差があります。

出来るようになったことをいつまでも
同じ様に行っていては、
次の発達を促すことはできません。


3学年とも、それぞれの能力の段階に合った
環境が作られていて
スムーズな発達が促されていることが
目に見えると思います。

2012年4月16日月曜日

伝え合う、教え合う保育

新年度が始まり、午前保育の1週間が過ぎました。


年長の先生の週日案から
気づき・反省を紹介します。


9日(月)

新年度スタート。新しい環境に戸惑う子と
全くスムーズな子といたが、その中で
Rちゃんが転入してきたことで
子どもたちもRちゃんに対して
優しく接してくれている姿があった。

特に女の子(H1とH2)は、
「おたよりファイルは、ここにしまうんだよ。」
「トイレは、こっち!」
と教えている姿があった。

先生が、「こうしてね!」と
言わなくても、子どもたち同士で
進んで関わる姿に、とても安心させられた。

これから一年間の子どもたちの成長が、
今日から楽しみだ。


子どもたちも関わりの姿が
去年からの成果が自然と
出ていて良いですが、

先生も良く見守れているなと
感じますね。




・・・・おまけ・・・・
電気屋さんが蛍光灯本体の
取り換え工事にきました。

何してるの~?
と興味津々です。


子どもが知らないうちに
何かが治っていたり、
新しくなっているりも

実際に変化を目にしていく機会を
与えることが需要と考えていますので、


最近、うちの園では
あえて子どもがいる時間に
作業をしてもらうようにしています。


これまでにも、遊具の塗装工事。

園庭の時計塔の工事をやりました。

職員室棟の工事も
長期の休み中ではなく
平日から始めてもらいました。

重機が入ってきて、
子どもたちは目を輝かせて見ていました。


お父さんが、どんな仕事をしているかも
知らない子が多いですし、
しっていても、具体的に
どんなことをしているのかは
解っていません。

そんな中で、
社会を知るきっかけになったり、
将来の夢やあこがれにも
つながってくることが期待でします。

日本の若者は、
将来への夢や希望を持っている割合が
世界一ひくいと言われていますから。


危ない!危ない!と
見境なしに、経験を奪ってしまうばかりでは
イケないような気がしませんか?


思慮深く在りましょう!

2012年4月13日金曜日

一人一人に応じた保育

この時期は新入園児が多く
不安が伝染しやすいです。

そこで、セラピー犬に期待ですが・・・・

幼稚園で生まれたウサギを
先生が連れてきました。




あっという間に、ウサギに人気が集まります。 

キャンディーは、ぽつんとたたずんでいました。

セラピー犬かたなしです。

セラピー犬ならぬ、セラピーウサギ。

いずれにせよ

動物との触れ合いで、
心を落ち着かせられる子は少なくないです。

タイムリーな先生のアイディアが、
一人一人の気持ちに寄り添える
環境を充実させています。


そして、

少しずつ気持ちが安定していくと
自己表現できるようになり、
自我も強く出すようになります。

しだいに、自我の衝突から
ケンカなどのトラブルも増えてきます。

そういった関わりから
自然と我慢を覚えたり
思いやりが出てきたりします。

ケンカを排除しては
育ちませんよ。

広い心で温かく見守れるといいですね。

2012年4月10日火曜日

一人一人に応じた保育

子どもたちは、そのとき持っている
興味や関心が、みんな違います。

みんなが一斉に同じ事をする活動では
心が満たされる子と
満たされない子が
出てきてしまいます。

ですので、
それぞれの子たちが
十分に満たされるためには
様々な環境を用意しておく必要がありますね。

自分の興味や関心を持ったことが
好きなように好きなだけ自由にできると
心が満たされ、次第に自然と落ち着いてきます。

情緒が安定して初めてその後の
教育の成果がついてきます。

落ち着かせたい
静かにさせたいから

静かにしていることを
大人の圧力によって
強制させられていると、

その時は、大人が恐いので
静かにできますが、

そのうち、その圧力から
反発するようになってしまいます。


例えば・・・・
好き勝手な行動を、しないようになるためには

まず、好き勝手な行動が出来ることを
保障することから始まります。

目指す姿の全く逆の姿から
認めていくことが子どもの
スムーズな発達につながります。

(2歳児の子の場合)
朝のお支度よりも当然
遊びたい気持ちが先です。

少し、様子を見てから
先生がお支度を促します。

じょうずでしょ?


(4歳児の場合)
絵本を絵本コーナーから外へ
持ち出しちゃダメ!では、ありません。

お気に入りの場所に絵本を持ってきて
先生ごっこかな?



(4・5歳児の朝のお支度)
先に登園してきた子が
後から登園してきた子に
教えたり、伝えたりしています。

一人一人に応じた援助は先生が、
ではなくて、子ども同士が行います。

ですので、
子ども同士の人間関係も良くなっていきます。

先生たちの思慮深さと
真の愛情に満ちた
保育ですね。


・・・・おまけ・・・・
パソコンでお楽しみください。

動画1

動画2

2012年4月9日月曜日

一人一人に応じた保育

今日から新学期スタートです。

環境が変わり、不安や緊張などの
ストレスを感じている子も多いでしょう。

特に新入園児においては、
生活の場が家庭から幼稚園になり、
自分とは違う考えや行動をする
いろいろな子たちの姿に戸惑ったり、
思い通りにならなかったりします。

「幼稚園に行きたくない」と
言い出す子もいることでしょう。

しかし、生活の場が変わって
受けているストレスは
その子が今、
新しい社会を学んでいる証です。

ストレスに苦しむ我が子の姿を不憫に思い
「お休みする?」と
そのストレスを取り除こうとするのは
過保護にあたります。

また、園での生活が見えないので気になり
今日は何をしてきたの?
誰と遊んだの?
ケンカはしなかった?などと
執拗に聞きすぎるのは
過干渉にあたります。

上手に励ましてあげたり、
子どもから伝えてきたことを
程良く一緒に楽しめるようにしましょう。

今日は役員選出などがあるため
各お部屋を広く確保する必要がありましたが、
明日からは、子どもが【やりたい】と
思える環境や【楽しい】と思える
環境が創られていることでしょう。

子どもたちが、やりたいことをやって
情緒を落ち着かせられるように
今日も少ないなりに用意されていました。
 ビデオを見たり、セラピー犬と過ごしたり
先生の手を引いてお庭に遊びに行ったり
お部屋を広々と使ってブロックで遊んだり
厨房を覗いてみたり
初めてのことは先生が優しく
付き添ってくれたり・・・していました。

直接指導を多くして強制していったり、
技術や知識をすり込んでいくのは
幼児教育ではないですから

子どもの興味や心理などに
寄り添った温かい保育から
新たな実践が生まれることを
今年度も先生たちに期待したいです。





 ・・・・おまけ・・・・
新しい給食も、附設の保育所(0~3歳)と
先生たちに提供がスタートしました。
今日の給食(先生用なので大盛りですが)

チキンとごぼうのバターライス
ミルクスープ
三色サラダ
いちご

でした。

幼稚園のお友だちは
お楽しみに~