2011年2月22日火曜日

先生主体<子ども主体

今日は、栃幼連青年部の県外視察研修で
福島県のある幼稚園を見学しました。

そこの園は、以前は、各クラス担任1人制で
一斉保育をしていたそうです。

4・5年前に学研の講師を呼んで、
今の保育に変わったとのことでした。

なんと!

その保育が、うちの園の保育と同じ方向性の保育だったのです。


各学年でクラス分けはされていますが、合同で保育をしています。
当然、結果としてチーム保育になっています。

先生の指示によって、子どもんが動くのではなくて、
子どもが主体的に生活や活動を展開できるように、
視覚で伝える工夫がたくさんされていました。

そして、発達段階に応じて、その伝え方が変わっていきます。

お部屋の造りも、2クラス分のスペースをとってあります。

うちの園と同じですよね?


しかも、ここの園は、今の保育に合わせて新築したので、
うらやましいことに、うちよりも格段に機能的な造りです。


全く付き合いの無い園同士が、
たまたま同じ保育に行着いているんです。
不思議ですよね?

でも!

大人側の都合や価値観で保育を作るのではなくて、
子どもの育ちの都合に合わせた保育を考えていくと
行着くところは必然的に同じになる。ということです。

偶然の訪問で、同じ思いで保育を実践している園に
出会えたことは、すごく励みになります。


自信もって良いんだね。
がんばろうね!先生たち!

2011年2月18日金曜日

先生主体<子ども主体

昨日(2/17)、卒園遠足で上野動物園に
行ってきました。パンダは来週の月曜から
ということで少し残念ではありましたが。

ともかく心配だった天気も大丈夫で
楽しく行って来ることができました。

たまたま、あるグループを写した写真ですが、
動物園内での移動は、きっちり並んでいません。


毎年、いろんな園が来ているので
いつも観察してしまうのですが、

他の園でも、同じようなところもありましたが、
きっちり並ばせて先生が先導して
移動しているところもありました。



きっちり並ばせてコンパクトな集団に
しなければならないのは何の為なのか?

おそらく普段から子どもたちを管理しすぎている園は
いつでも、どこでもきっちり並ばせてコンパクトな
集団にして管理しやすくするでしょう。


卒園遠足は電車で行きますので
駅内などの移動の時は、
きっちり並んで移動します。

動物園内では、先生に連れ回されたり
前の人の頭ばかりを見ながら歩くより、

子どものペースに合わせて歩き
子どもが、いろいろな物に目を配りながら
たくさんの発見をした方が楽しく過ごせます。


『子どもなりの感動を友だちと共有したり
自分とは違う他の子の感動を知ったり
する中で、豊かな感性が育まれます。』

幼稚園教育要領の解説にも
このようなことが書かれています。



 たくさんの気づきから、
たくさんの感動を
してもらいたいものですね。

2011年2月10日木曜日

『育ち合う保育』

年少さんの教え合いの様子です。
興味を持ったときに出来るように、
環境が用意されていますので、
一人でもやってみようとします。
(自ら自立に向かう)

一人でできなくても、自然と他の子が教えてくれます。
(集団の自立)
子ども同士で出来ることに先生が
関わるのは、過干渉です。

過干渉は、子どもの育ちの邪魔をしますから
このような姿を見守り、認めます。

集団の自立が促されると
人間関係が良くなりますので
『育ち合う』ことができるようになります。

出来る子が、できない子に教える。

言い換えると

子ども同士の伝承です。

遊び方、ルールやアイディアなどなどが
子ども同士で伝承されると

大人が教える(関わる)ことが少なくなります。
=過干渉でなくなります。

以前は、地域の子ども集団や兄弟間で
子ども同士の伝承が機能していました。

現在は、子どもの集団を持つ幼稚園や
保育園(所)が、それを機能させる必要があります。

教え合い=伝承が機能する条件を考えてみると?

出来る子が、できない子に。
知っている子が、知らない子に。
気づいた子が、気づいていない子に。
・・・・・
発達の差や個人差があることが条件になります。


この写真の様子・・・・
何の変哲もありませんよね。
自然ですよね。
普通ですよね。


2歳児~5歳児の異年齢集団です。

当然、発達の差や個人差がありますので、
教え合い=伝承が起こっています。

2011年2月9日水曜日

食育

食育ということで、好き嫌いを無くすために
「嫌いなものも食べさせる」
ということが多くおこります。

しかし、幼児期における食育の基本は
「楽しく食べる」 
です。

嫌いなものでも食べなさいと言われて
食べられる子は、それでもいいと思いますが、

吐き気をもよおしたりなどと
精神的な苦痛が大きい場合は?

強制すると「楽しく食べる」ことができなくなります。

幼稚園の場合、3歳児→2歳児と年齢が低くなればなるほど
大人の理屈は通用しなくなります。

理屈を通そうとすると、子どもは“いじやけます”
※標準語がわかりません。


それって意地悪ですよね。


だから必然的に食育の出発としては、
「好きなように食べる。」
になります。

幼稚園で好きなように楽しく食べる中で

“自分の嫌いなものを誰かが
美味しそうに食べていたり

“誰かが嫌いなものを
克服する姿を目にしたり

しているうちに次第に心が動き

食べてみようとするようになります。

このような集団の持つ見えない力
幼稚園教育の一つです。

うちの園の給食は自園調理ですので、
配膳も子どもたちがやりますが、
お当番さんに自分が食べる量を伝えて、その分をもらう。
というセミバイキング形式が基本です。

しかし最近は、その前の段階として
自分の食べる量を自分で考えて取る、
完全バイキング形式が必要と考えています。
まずは、“自分が食べられる量を知る”こと。
それを知ったら自分で調整してとるので、
食べきる責任があることを知る”こと。

そのあとにコミュニケーションを伴う
セミバイキング形式に移行しては?

と考えて今後につなげるために
今の時期としてはちぐはぐかも知れませんが、
完全バイキング形式を試しているところもあります。

全員が準備できるまでは、静かに待たされるのではなくて
会話を楽しみながら、楽しく待つことが認められています。

座る場所も自分で決めているので、
食事までの生活や遊びから
つながる会話を発展させることができるので、
待っている間も食事中も、とても良い雰囲気です。

2011年2月4日金曜日

『認める保育』


今日はマラソン大会でした。

順位だけの評価よりも、
一人一人の頑張りを
認めることが大切です。

うちの園では、必ずしも順位で表彰される
というわけではありません。
(順位はつけてメダルを渡しますが)

順位に関係なく練習から今日までの間で、
どのような頑張りが見えたか?

その頑張りを認められた子が
代表で表彰を受けます。


年中さんは、代表で表彰される子を
子どもたちで選んだようです。
友だちから認められることの
影響は、先生から認められるよりも
非常に大きいこということは、
これまでの保育の中で実感できています。

『認め合う保育』では、

当然、認められた子は大きな自信になります。

実は、それだけではなく
認めてあげた側の子にとっては
心を動かすきっかけになります。

友だちから刺激を受けて自分で
良い方向へ成長しだそうとします。

このことが
「環境を通した指導」=「幼稚園の教育」です。


指示をして良い方向へ向かせる=他律
ではなくて
自分で動き出す=自律

この自律が教育の目的です。

2011年2月3日木曜日

新たな実践

文字、数を直接取り上げた指導は
幼稚園の教育内容には含まれていません。
(小学校からです。)

だからといって一切、文字や数との関わりを
切り離すというわけでもありません。

一人一人の興味に合わせて
生活や遊びの中で、必要に応じて
文字を読んだり書いたりする
楽しさを感じる経験を重ねていけるように
園内の様々な環境の一つとしての
設定が必要になります。

声として発したときの音声の響きやリズム
で音としての楽しさや美しさを感じられるように
子どもたちが、遊びの中に
取り入れられるようにするには?

ということで・・・・
遊びの中で自然と文字や数字との関わりを
楽しむことができるようにと、こんな
工夫が最近多くなってきました。


また、子どもは文字を図形として認識することから始まります。

そして遊びや生活の中で関わることを通てで次第に
その機能や役割など、なにかの意味を持っている
ことに気づき始めます。

文字や記号の果たす機能と役割に対する
関心と理解が、それぞれの幼児に
できるだけ自然な形で育っていくような配慮、

ということで・・・・・
写真も文字も同じことを意味しています。

漢字が読めなくても、ひらがな、
ひらがなが読めなくても写真
で意味を理解することができます。

自分で分かることが興味を広げ
自然な形で理解が深まっていきます。


言葉を書けば文字です。
文字を声に出すと言葉になります。



以前は、漢字での表記はありませんでした。
カタカナの表記もありませんでした。

子どもが読めるようにと

表記するものは全て

ひらがな

でした。

でも、ひらがなだって読めないですよね。


だから、環境を通した指導が有効になってきます。
自然と無理なくスムーズに文字が果たす機能を
理解しながら、覚えていけるように。




2011年2月2日水曜日

新たな実践

昨年までの年少さんの保育だと
全員お集まりをして席についてから
シールはどこに貼るのか?
お手紙は何枚あって、どうしまうのか?
を一斉保育の中で確認しながら
おこなっていました。



保育参観の時に少し話しましたが、
今年の年少さんは、登園してきた順に自分で
出席シールを貼って、お手紙も
自分で取ってしまっています。

このように、今日はお手紙が何枚あるのかを
表示してあげることで『やらされ』たり
『管理され』たりしなくても自主的に
やるようになりました。

自分で気づいたり、友だちに知らせてもらったり
しながら理解していくことで、自分で情報を得て
できるようになっていきます。

自立を支える環境になっていますね。


昨年までの一斉保育だと
常に先生の指示を待つことになるので

その部分の自立だけを見ても
断然に今年の保育スタイルの方が効果的です

過去の常識に依存せずに、
新たな実践を先生たちが
生み出してくれています。