2011年4月27日水曜日

新たな実践

今年度から、年中さんのお部屋の
ピアノが一つ、子ども用に開放されました。
 先生に教えられるのではなく、
興味を持ったらそこへ行って
自由に音を出して楽しむことから始まれます。

当然、曲は簡単なものが用意されています。
音符が読めなくても、文字が読める子は弾けます。
文字が読めなくても、色を追っていけば弾けます。

ここでピアノを弾く子は、自分で興味を持って来た子
なので、ピアノを習っていなくても少しのヒントを基に
意欲的に自力で弾けるようになっていくでしょう。

他にも、
弾ける子の姿から刺激を受けて弾きたくなる。
(興味の伝染)

弾ける子が弾けない子に教えてあげる。
(教え合い)

などなどと期待できます。


まだ、ジャーン!ドーン!で
満足している子が多くいますが・・・・


将来、プロの音楽家になるための
英才教育をしているわけではないので、
上手か下手かは問題ではありません。

その物に自発的に、意欲的に関わり
一人一人の心が充実しているかどうか、
自分で色んな事を受けとめていけるかどうか
が育ちの上で重要です。

2011年4月26日火曜日

『認める保育』

年少さんの、お集まりの様子です。

まず、4月8日の始業日の様子。

今日、4月26日の様子。 

当然、始業日よりも多くの子が、
スムーズに集まれるようになってきています。

しかし、この場にいるという姿を
強制して仕込んできた訳ではありません。

まだ気持ちが不安定で、
集まるどころではない子もいますし、
興味が散漫で、集まる事への
意識のない子もいます。

その子たちを問題視して、
姿を改めさせるのではなく、

担任たちは、
集まれている子を誉めていました。

ただし、集まれていること自体を
誉めているのではなく、
良い姿勢を誉めたり、
元気な歌声を誉めたりなど
をしていました。

(お集まりは、全員揃ってから
何かをするのではなく、
歌をうたったり、手あそびをしたりと、
何かをしながら全員が揃うのを待ちます。)

そうすると、強制しなくても
自然と子どもの心が動きだし
自発的に集まってくることが
出来るようになっていきます。

結果を急ぐのではなく、
子どもの心が動き出すのを
根気強く待ってあげます。

このような、直接的な指導ではなくて
間接的な指導が幼児期の教育なんです。

そして、こうして身についた力が
『確かな力』になります。

大人は子どもに、早く何かを出来るように
させたがる傾向がありますが、
それでは、早期教育の結果から分かるように
その時だけは良くて、あとには良いことが
残らないことが多いです。

子どもの発達には、
愛情豊で思慮深い大人との関係
特に大切だという内容が

保育所保育指針にも書かれています。

愛情豊に思慮深く子どもと接することが
大人の責任ですね。

2011年4月22日金曜日

新たな実践

今年度からの新たな実践を紹介します。

昨年度から、室内のクラスや学年の
精神的な敷居を無くすことを
課題に取り組んできました。

昨年度は、学年の敷居が
なかなか解消されず今年度に
持ち越されましたが、早速
新たな動きが見え始めました。
自分のお部屋の開放されている活動を
表示すると同時に、他のお部屋では、
何が開放されているのかも表示します。

期待していることは、

基本的に、関わりによって発展していく
遊びや活動を開放しますので、年齢に関係なく
同じ興味を持った子同士の集団ができます。

年齢別の保育をしていても、
自然と異年齢の関わりが生まれます。

そして、以前にも書いていますが、
発達の差や個人差があることで
教え合う=伝承の関わりが生まれます。

大人の過干渉がなく、自分たちの力で
個人の自立と集団の自立
に向かっていきます。
 
ただし、
この取り組みは、まだ試験的導入程度
の段階なのでおそらくこれから、
色々とリニューアルされていく
のだろうと思います。

2011年4月18日月曜日

先生主体<子ども主体

今日からお弁当持ちです。

初めてのわりには、スムーズでした。
食べることに夢中になっているときって、
大体は「座ってなさい!」って
言われなくても座っていますよね。


集団生活が始まって1週間ですが、
この写真を見る限りだと、
すごく落ち着いているように見えますよね。

全員が同じ事を一斉に行うって、
この時期の子ども集団にとっては、
すごく難しいことです。

保育の中では、「静かにしなさい!」
「集中しなさい!」「良く聞きなさい!」
と言いたくなる場面がたくさんあります。

厳しく命令をして、言うことを聞かせるのは簡単です。

しかし、それでは

その場だけがおさまっただけで、
子どもが成長したわけではありません。

『自分の意志でそれらが出来るようになる』
ということが成長ですよね。

例えば・・・・子どもが騒いだら、
「静かにしなさい!」を毎回繰り返していたら
その場しのぎを繰り返しているだけ
ということですよね。

しかも、静かにして欲しいのは先生です。
先生の都合で、毎回その場しのぎって・・・

これって、教育といえますか?


『幼稚園教育は、子どもの特性を踏まえて・・・・』

という一文が幼稚園教育要領の中にあります。

子どもの特性を利用すると
「静かにしなさい!」って
言わなくても
静かになります。

「集中しなさい!」って
言わなくても
集中します。

「良く聞きなさい!」って
言わなくても
良く聞きます。

先生の都合を主張するばかりでなくて
子どもの特性にいくつ気付けるかが、
幼児教育を行うにあたって非常に重要です。

2011年4月14日木曜日

園生活の自立

年長さんを見ていたら
ビックリすることがありました。

朝の様子ですが・・・・
登園してきて出席シールを
貼っている姿に疑問が出てきました。
「スムーズすぎるなぁ~
なんでだろぉ~?」

という疑問です。

昨年までとは違ってシールは個人で管理します。

昨年まであったマークシールがなくなり、
出席番号になっています。

名前は書いてありますが、
読める子ばっかりではありません。


担任に聞くと、初日に今年のやり方を
簡単に説明しただけだと言います。

特に混乱することなく、こんなにもスムーズに
出来るものなのかなぁ?
「できるよ!」と言われれば、それまでなのですが・・・

多少なりとも違いがあるのに対応が柔軟なのは、
なんでなんだろぉ~と、いつもの悪い癖で
考えてしまいます。

今のところ勝手な憶測ですが・・・
おそらく、これまでの園生活の
様々な経験の中で、『違い』に
触れる機会が多くあって、

違いをすり合わせて情報転換する
経験を、知らず知らずに積んでいたのか。

と考えています。
現時点では、はっきりとした検証はできませんが。

しかし、これが当たっているとすると
思わぬ副産物、棚からぼた餅。

社会で『生きる力』が確実に養われている。

ということになり、うちの保育の質の高さを
証明していることになります。

興奮しますねぇ~。

・・・・・・・・・・


さらに、積み木で遊んでいるところに目が。
「なんで、色分けして片づけてるの?」
「そういうことになってるの?」
と担任に聞くと。

もともとは、巾着に入っていたのを
子どもたちが勝手に色分けして
片づけるようになったんだそうです。

とてもすばらしいことですよね?

「巾着に仕舞うことになっているから、
違う仕舞い方はダメ」
と言わない先生もすばらしいと思います。

自分たちの決まりを自分たちで作っていく
経験が、規範意識を育むことになります。

大人から守らされる経験を積んでいては、
ルールを守るようにはなりません。


今年度早々にも関わらず
良い発見をしました。

2011年4月8日金曜日

先生主体<子ども主体

今日から新年度がスタートです。

何も分からない新入園児が多いですから、
あわただしい雰囲気です。


以前は、子どもたちをお部屋に閉じこめて
全員をイスに座らせ、先生の話を聞かせて
言うことを聞くようにしていました。

そして、幼稚園生活を覚えさせていっていました。

できるだけ早く子どもたちを
コントロールしやすい集団に
したいという先生の都合ですね。


最近は、幼稚園生活を一斉指導で
覚えさせるということはしません。
年少さんは登園してきた順に、
できそうな子から促していきます。

他に興味があって、やろうとしない子は、
無理にやらせません。
興味のあることを先に思う存分やらせて
気持ちが満たされて落ち着いてきた頃に
促すとスムーズにできるようになります。

または、他の子ができるようになっていく姿を
目にしているうちに、自然と自分から
やってみようとするようになります。

子どもたちは環境が新しくなり
多少なりとも不安を抱えています。

そんなとき、やりたいことをやりたいだけ、
やりたいようにやらせてあげると、
情緒が安定してきます。
幼稚園はやりたくないことをやらされる場所。
ではなくて
やりたいことをやれる場所です。

そして、次第に

やりたいことをやるためには
ルールが必要だということに気づいてきたり、

やりたいことをやるためには
我慢が必要だということに気づいてきます。

大人の都合でルールを守らせたり
我慢をさせたりするのではなく、
子どもの気持ちに沿っていくと
自分でそれらの必要性に
気づくようになっていきます。

・・・・・・

新年長さんでは、初日から教え合いが見られました。

新年中さんは、今までの情報と
新しい情報をすり合わせているかのように
試行錯誤する姿が見られます。