2012年9月21日金曜日

『見守る保育』

今週に入り年長さんの“かけっこ”や“リレー”での
顔つきが変わってきました。

さっそく、順位表の効果ですかね。

かけっこは4人くらいのグループで走りますが、
そのグループでの順位が何番でも、
全員が走り終わってタイムが出てみないと
最終的な順位は分かりません。

ですので、

目先の順位で結果を決めつけ、
あきらめたりせずに、
見えない結果を求めてか期待してか、
最後まであきらめず走っているように見えます。

幼稚園の教育は、【環境を通した指導を基本とする】
と教育要領に書かれています。

先生の直接指導によって成果を引き出すのではなく、

環境を与えて、子どもが自ら心を動かすことでの
成果を引き出すということです。

言い方を変えると、
直接指導で、やらせてできるようにさせるのではく、
間接的に関わって、やる気を引き出し、
自分の力でできるようになる。
というのが、幼稚園の教育です。

年長さんのかけっこでは、
先生に「もっと頑張れ、もっと頑張れ!」と
あおられて成果が出てきたのではなく、

順位の結果を表にしたり、
変動をグラフにしたりして、
見えるように環境を作ったことで、
子どもが、そこから刺激を受け
自分なりの目標を明確にできたので、
成果が現れてきたのです。

まぁ、本来はリレーのチーム分けをするために
計りだしたタイムでしたが、
結果をはりだすというのは、
担任たちの良い閃きでしたね。

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うちの園のリレーのルールをおさらいしてみましょう。

【バトンを順につないで走る】
それ以外はありません。

インコースから抜かしてもO.K

バトンをもらうときは、
インコースでもアウトコースでもO.K

ルールは子どもたち自身が、
必要を感じたときに
作られていきます。

2012年9月19日水曜日

『認める保育』

運動会に向けての練習的割合が増えてきました。

2・3歳児でのダンスに向けての過ごし方を
先生たちの週・日案の【気づき・反省】から紹介します。

* 月曜日 *

今日の帰りの会で運動会で
踊る曲を流してみんなで踊った。

初めてなので「曲を聴いて自由に踊っていいよ」
と声を掛けておこなった。

みんな先生たちの踊りを見ながら
真似して踊っていた。

細かく指導するよりも、こうやって
子どもたちが自然に真似して
踊っている姿がとても楽しそうだった。

これから本格的に運動会の練習が
始まっていくので、子どもたちが
練習にプレッシャーを感じず、
のびのびと取り組めるような
雰囲気を作り、練習も工夫しながら
やっていきたいと思う。


* 火曜日 *

遊戯室での練習が始まり、
ダンスをメインにおこなった。

まずはみんなで踊り、次にぎに
「私できるよ~僕できるよ~って人だけでやってみよう」
と言うと「はーい」と2/3の子たちが手をあげて発表した。

踊ったあとに『カッコイイ人発表』をすると、
みんなそれぞれお友だちの良いところを
見つけ発表することができた。

誉められた子も少し照れた様子で
とても嬉しそうだった。

今後の練習でも、一方的に指導するのではなく、
子どもたちが、お友だちと刺激しあって
より良いものをつくれるようにしていきたい。


* 水曜日 *

月曜から始めたダンスの練習。
初日に休んでしまったYくんは、昨日の練習では
みんなから遅れてしまったことを感じたようで、泣いてしまった。

今日の練習の時も、不安なようで「見ていたい」と言ったり、
ただ立っているだけのことが多かった。

しかし、今日の練習でのカッコイイ人発表で
ある子が「Yくんが格好良かった!」と発表してくれた。

Yくんは実際には踊っていなかったが、
誉められて「Yやってなかったよ!」と
言いながらも喜んでいた。

そして自信がついたのか次の練習からは、
元気に踊ることができていた。

ちょっとした気持ちの変化だけで、
子どもたちの姿が全然変わってくるので、
今回のYくんのように、他の子のダンスに対する
思いが変わる何らかのキッカケを
作る手助けをしていってあげたいと思う。


* 木曜日 *

今日の遊戯室での練習の時、
「自信のある人は、ステージの上で、お手本になってあげてね!」
と声を掛けたところ、10人くらいの子がステージに上がってきた。

ステージ上の子をお手本に踊ったあと、
ステージ上の子のどんなところが
かっこよかったのかを、
数人の子に発表してもらった。

自分たちでかっこいい子の良いところを見つけたあと、
今度は、ステージ上の子に、どうすれば
上手になれるか教えたもらった。

「教えてくれる人いる?」と聞いたら、
Tくんが手を上げて
「上手になりたいと思わなきゃダメ!」
と教えてくれた。

子どもなりにちゃんと目標を持って
取り組むことが出来ているのだと
いうことに驚かされた。

この気持ちが、周りのお友だちにも
広がってくれたらと思う。


* 金曜日 *

今日もノリノリのひよこぐみ♪
Kちゃんは、男女分かれて踊っていたのに
音楽が流れ出すと両方に参加して
ずっと楽しそうに踊っていた。

そしていつもは、ちゅうりっぷ組の子が
誉められているところを
今日は、ひよこぐみの子たちも
沢山誉めてもらえた。

いつもは、ちゅうりっぷ組に隠れてしまい
なかなか誉められることがすくないので、
すごく良いきっかけになったのではないかと思う。

やっぱり、誉められると嬉しいみたいで
更にノリノリになって踊っていた♪


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先生たちは、これまでの経験から、

先生から認められるよりも、
お友だちから認められる方が、

子どもたちは、

“生き生きと自信に満ちあふれていく”

ことを知ってきました。

ですので、どの先生もブレずに
認める保育の実践ができています。

先生から認められることも当然必要ですが、
最終的には、子ども同士の関わりを
構築させる援助が重要になってくるので、
 
見せ合いっこをして、

子どもの意見で

“認め合ったり”

“アドバイスし合ったり”

しながら演技が作られていきます。

大人主体の
【仕込み】とか【やらせ】
ではなくて、

子ども主体です!

良い保育が展開されていますね。

2012年9月14日金曜日

新たな実践

年長さんのお部屋です。

夏休み中に、このお部屋の床を張り替えたこともありますが、
お部屋のレイアウトが第一保育期とはかわりました。

当園ではもう、おなじみですが・・・・


しかし、物の配置や置き方で
こんなにもスペースの広さが変わるですね~。

一年を通して同じ環境(レイアウト)で過ごすのではないのです。

子どもの自立度合や考え方の変化など、
いろいろなことを背景とし
変わっていく子どもの成長段階に応じて
環境(レイアウト)も変化していくって
すごく素敵な事じゃないですか?

そんじょそこらには、こんな園ないでしょう・・・・!

園生活での子どもの動きをよく見ているから、
その時期、その時期で
最適なレイアウトのアイディアが生まれます。


園長にはできない、
現場の先生たちだから
できることですね。


・・・・・・・・・・・

さて、年長さんのかけっこを
タイム計測して順位を出していますが。

担任たちと考えて、順位の変動が
分かりやすいようにグラフにしました。

順位の変動が小さい子もいれば、
激動している子もいますね。

しかし、ずっと同じ順位って子は
一人もいません。

前回の続きですが、
目に見えるようにすることによって
子どもたちは刺激を受けやすくなります。

これも立派な援助ですね。

2012年9月11日火曜日

新たな実践

随分さぼりました。。。。

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さて、第2保育期がスタートし、先生たちの実践も
子どもたちに応じて変化していきます。

まずは、年長さんです。

運動会に向けてリレーのグループ分けをするために
全員のタイムを計っています。

今年はその都度、順位を張り出すようになりました。

ここまで、3回の計測を行いましたが、
順位の変化がない子もいれば、
大きく変わった子もいます。

その子なりに何らかの刺激を得ていると思います。

順位を張り出す意味は、
個人の発憤を期待するのもありますが、
それぞれの『個人差の現状を知る』
ということが一つにあります。

現時点での優劣を評価するということではありません。

リレーでは、毎回チームごとに走る順番(作戦)を
子どもたちが意見を出し合い考えます。

この順位表を参考に意見を出し合うように
なってくるといいですねぇ~


リレーの取り組み方も年々進化していっています。

クラス対抗・男女対抗で
走る順番は背小さい方から
だったのが・・・・

走る順番は、子どもたちが
その都度考えるようになり・・・

男女対抗とは限らなくなって・・・・

全員のかけっこのタイムを計測しチーム分けするようになり・・・・

クラス対抗とは限らなくなって・・・・・

かけっこの順位を張り出してみるようになりました。


子どもたちは相手チームに勝つことや
1位になることを目標にしていますが、

先生の目的は、走る順番を決める際の
話し合いをたくさんさせることです。

ですので先生たちは、
話し合いを活発化させるための
アイディアを凝らします。


今年のリレーも大きな感動と興奮に包まれること間違い無しです。
(大人側の視点ですが・・・)

ノンフィクションライブですから、
何が起こるか分かりません。

だから、何か起きたときの感動と興奮が大きくなるのです。

高校野球のようですね?