2014年7月9日水曜日

保育の確認

子どもが間違ってしまったり、
失敗してしまったときに
怒らないのが当園の保育だということを
先生たちと確認し、一部を修正しました。
 
 
例えば何かを壊してしまったとき、
 
本人が壊そうと考えて壊してしまった場合。
壊れるとわかっていて壊してしまった場合。
 
この場合は、叱られます。
当然です。
 
しかし、
 
壊すつもりがなくて、壊してしまった場合。
壊れるということが分からずに壊してしまった場合。
 
これらの場合は叱られません。
 
どうして壊れてしまったのかを先生が
当人から話を聞いたり、
近くで見ていた子たちから話を聞いたりして、
どちらのパターンなのかを整理します。
 
間違いや失敗だった場合は、
どうすべきだったか、
他に方法はなかったのかを
考えさせます。
 
また、
 
今回のことで壊れるということを
経験を通して学んだので
次からは注意をしようね。
 
で終わります。
 
ここまでが、確認し合ったところです。
 
 
修正した部分は、
 
これまでは、「壊してしまったことを
園長先生に報告してきて」と
先生に言われ私のところへやってきます。
 
しかし、子どもたちは「園長先生に怒られる(>_<)」
とその恐怖を想像しながらやってきます。
一歩一歩ちかづくにつれて目に涙がたまるのを
必死にこらえながら到着します。
そして、声を震わせて
「○○を壊してしまってごめんなさい」
と言うのです。
 
私のところへ来ても怒られず、
私は、前述したことをして、
「お話終わり!戻っていいよ。」
となるので、子どもは不思議な顔をして
戻っていきます。
 
 ですので、てっきり私は先生たちに
「園長先生に謝ってきなさい!」
と言われて来ているのかと思っていました。
 
ところが、そうではなかったのです(´Д` )
 
 
子どもたちの失敗や間違いに
園の考え通りに、
その場で対処できているというのに
 
私のところへ来て、
また、同じことを繰り返してもしょうがないので、
報告の責任を子どもに与えるのではなくて、
先生が園長にほうこくする。
 
としました。
 
子どもの報告の責任もどこかの段階では
必要になってくるでしょう。
 
ですが、
 
子どもが園長先生に報告=謝ってきなさい!=怒られる!
 
と誤解している状況が見えるので、
今は必要なしと結論づけました。
 
 
 
子どもがこの様に誤解しているということは、
失敗や間違いを大人から咎められてる
経験の方が多いからです。
 
失敗すること=悪いこと
 
間違うこと=悪いこと
悪いことをした=叱られる
 
 
 
失敗しても良いんだよ。
 
間違っても良いんだよ。
 
それに気づいたらやり直せばいいんだから・・・
 
 
子どもは、成功体験だけでは何も学びません。
 
失敗を修正して成功につなげる経験に
学びがあるので、考える力が育つのですよ。
 
 
全ての大人が、大人になる勉強をして
大人になったわけではありません。
 
全ての親が、親になる勉強をして
親になったわけではありません。
 
 
ね?
 
子どもとの正しい関わりを学びましょう。
 

2014年7月8日火曜日

『選択制保育』

子どもたちの生活の中で何か問題が起こったとき、
当園ではよく話し合いをしますね。
 
しかし、気になることが・・・・・・・・
 
問題の起こったことを「禁止にする!」
という結論になることが多いのです。
 
禁止して解決した、とすることはどうかなぁ?
 
禁止すれば解決という感覚を
子どもたちに植え付けたくないなぁ・・・・
 
と変な気持ちでいました。
 
そこで!
 
以前に学んだことがあって、
中途半端になっていた
『選択理論』を思い出しました。
 
話し合いの機会を多く持たせている意味の一つには
“良い人間関係をつくるための基礎を養う”
ということがあります。
 
選択理論の中に、
“人間関係を築く7つの習慣”
“人間関係を壊す7つの習慣”
というものがあります。
 
この、人間関係を壊す7つの習慣の中に
『罰する』ということがあります。
 
禁止する=罰する
 
ですので、
 
人間関係を作りたいのに、
それを壊す選択をしていた。
 
ということになります。
 
修正の必要がありますよね!
 
とうことで、
 
選択理論をもう少し深く活用して
話し合いのレベルをステップアップさせよう!
ということになりました。
 
 
『相手は変えられる。
だから相手を変える。』
 
という思考のもとで
 
批判する
責める
文句を言う
ガミガミ言う
脅す
罰する
ほうびで釣る
 
の中から選択し行動を起こすと、
人間関係を壊していきます。
 
 
『相手は変えられない。
だから自分を変える。』
 
とういう思考のもとで
 
傾聴する
支援する
励ます
尊敬する
信頼する
受容する
交渉する
 
の中から選択し行動を起こせば
人間関係を築いていけます。
 
少し前にパンダルームで、ある事故が起こりました。
 
すぐに話し合いを持ったのですが、
やはりその原因になったことを「禁止する!」と
まとまってしまっていました。
 
ですので、担当の先生たちを呼んで
子どもたちに伝わりやすい方法を考えて
選択理論を伝えてくれと頼みました。
 
いやいや仕事が早い!
 
その日のうちに、
あるものでなんとかパネルシアターを
作り上げてくれました。
そして、その日のうちに子どもたちに
説明をしてくれたようです。
 
すると早速の報告で、
「我慢できない子がいたらどうする?」
に対して
今までだったら
「我慢しろよ!」って言ってしまいがちなところを
 
○○くんが、「僕が貸してあげて、僕が我慢する」
と言ってくれたんですよ~
 
「相手を変えようとするのではなくて、
自分が変わって“支援する”
という選択を提案してくれたんですよ~」
 
「よ~く話聞いてくれてたんだなぁ
って嬉しくなっちゃいました。」
 
 
今回はあるもので急遽作り上げたのですが、
今後も完成度は上がっていくと思います。
 
幼稚園部分においても、
選択理論を取り入れた話し合いが
展開されていくようになっていくと思います。
 
良い人間関係を作れる人間形成に
確かな設計図が描かれたようで
更に期待が膨らみます。

2014年2月6日木曜日

『見守る保育』

今日はマラソン大会でした。
 
マラソンは子どもたちの健康づくりや体力づくり
を目的として行っています。
 
決して、競争心を育むためではありません。
 
健康づくりや体力づくりは
大人側の思いですが、
 
子どもたちの心理は様々です。
 
競争を目的とする子もいます。
みんなで走ることに楽しみを感じている子もいます。
なんとなく参加している子もいます。
 
どんな活動をしていてもそうですが、
それぞれの子の心理を理解して
それぞれの子が満たされるように
工夫をしてあげなければいけませんね。
 
練習の時には、転んでしまったり、
誰かに負けてしまって悔しかったり、
思いのほか、良い結果が出たりした時には、
とにかく、共感して励ましてあげることを大切にします。
 
最後まで走れたね!
少しづつ体力がついてきたね!
 
順番は落ちてもタイムは良くなってるよ!
悪くないからその調子で頑張ろう!
 
転んでしまうことは悪いことじゃないよ!
立ち直ってまた頑張ろう!
 
負けてしまうことも悪いことじゃないよ!
悔しい思いがあるなら
いつかきっと勝てるかもよ!
 
その調子で次も頑張ってみよう!
調子が良ければ、また良い結果が出るかもよ!
 
・・・・などなどと
 
つらいマラソンでも、それぞれの子が
意欲を持って取り組めるようになってほしいですね。
 
頑張れば、目標に近づけるということを
感じられるように接していきたいですね。
 
 
そして本番当日は、ちょっと違います。
 
当日の結果にとらわれず、
それまでの努力などを評価してあげることが
とうぜん大事です。
 
がしかし!
 
その一方で
 
特に順番に意識を持っている子ですが、
 
本番は泣いても笑っても1回しかありません。
 
一発勝負のその一回の結果と
向き合わなければいけません。
 
人生いろいろです。
 
これからもいろんな結果と
向き合っていかなければいけませんから。
 
くどくどと大人が関わるのではなくて、
 
『そういうこともあるよ!』
の一言がすごく大事で、
それだけで十分です。
 
その言葉をもとに、
本人が心の中でなんとか
処理をしていきますから。
 
失敗の経験、思い通りの結果がでない経験を
大きくなるまでしないで育つよりも、
 
小さな頃から、そういうことが
ごく当たり前のように存在して育つ方のが、
よりポジティブに生きていけます。
 
人生をたくましく生きることができます。
 
人としてより望ましい姿に成長することができます。
 
たかがマラソン
 
されどマラソン
 
おくが深いですね。


2014年1月8日水曜日

新たな実践

あけまして、おめでとうございます。
 
新保育期に入り、早速の新たな実践です。
 
異年齢グループは来年度用に移行し
年長さんは、アプローチカリキュラムです。
 
机が学校形式に並んでいますが、
アプローチカリキュラムの初日ですので、
 
今日の2時限目に席決めなどをします。
朝は自由に空いている席に着きました。
 
ちなみに1時限目は始業式です。

 
 9時45分にチャイムが鳴り
ホームルームが始まりますが
 
登園してきてから、ずっと席に座って
待っている子もいました。
 
緊張しているのか、小学生気分になっているのか?
初めのうちは生活リズムに慣れることです。
 
45分区切りで活動をしたり、10分の休み時間があったり。
 
休み時間のうちにトイレを済ませておいたり
 
などなど・・・・・
 
 
学校生活に向けてのアプローチなわけですが、
やってみると早速いろんなことが気になります。
 
まず、これまでと比べて先生の指示が多くなったこと!
(良くも悪くもです。)
 
良いこととしては、
子どもたちは、先生の話を
よく聞いていないといけなくなります。
 
 
次に、チャイムがなることで
チャイム待ちで行動するようになってしまうこと!
 
せっかく、これまで自分で時間を意識して
行動できるようにと促してきたのに・・・・
 
しかし、担任は子どもたちに
きちんと伝えていました。
 
チャイムが鳴ってからじゃなくて、
そろそろ鳴るなぁ・・・って
考えて行動できるといいね!って。
 
・・・・・・・・・・
 
しかし、現実はチャイム待ちの子がほとんどです。
 
学校ごっこをしてみて改めて分かることは、
学校は指示待ち相図待ちの生活だということ。
 
当園では、意図的に指示を少なくし
子どもに考える機会を与えてきました。
 
先生の笛や号令などの相図を少なくし、
自主性を育てることに目を向けてきました。
 
だって、指示待ちの受身な子を育てるのが?
先生の言うことを良く聞けて、従える子を育てるのが?
教育の目標ではないからです。
 
主体的に自ら考えて行動できる子を目指してきたからです。
 
ま、アプローチカリキュラムは幼稚園生活と小学校生活との
ギャップを小さくするためのものですので、
小学校側に歩み寄っていかなければ意味がありません。
 
まだ始まったばかりですし、
前向きに取り組んでいきます。