年長さんのリレーの様子です。
うちの園のリレーは、
子どもたちがバトンを繋いで走る。
という以外のルールはありません。
インコースからの追い越しもOK!
バトンをもらうのは、インコースでもアウトコースでもOK!
先生によるルールのすり込みはありません。
ルールの必要性に子どもが気づいたら
子どもたちによってルールが加えられていきます。
うちの園でリレーをするときの目的は、
ルールに則らせてスムーズに競争を楽しむ。
ことでは、ないからです。
『競争が大好き!』という子どもの特性を踏まえ、
5歳児に必要な友だちと気持ちを共有する。
という体験をすることを目的としています。
まず、チームごとに走る順番を話し合って決めます。
まだまだ話し合いは、そんなに上手ではありません。
チームによっても話し合いのレベルは違います。
子どもたちには、相手チームに勝つためには、
誰がどこで走るかの作戦が非常に重要だ。
と伝えてあります。
競争大好きな子どもたちは、
勝ちたい一心で話し合います。
のはずが・・・・・・・
今年の年長さんは・・・・・・
まず、バトンがつながりません。
誰と誰のあいだで走るかの意識よりも、
相手チームの誰と一緒に走るのか?
という意識だったのです。
差がひらくと一緒に走る人の姿がなくなってしまうので、
訳がわからなくなってしまって、
ゴールまでたどりつかない。
ゴールできても、
走っていない子がいる。
などなど、問題だらけでした。
うまくいかない経験を繰り返しながら、
いろんな必要性に気づき、
少しずつ整理されていって、
ようやく、昨日あたりから
ちゃんとバトンがつながってゴールできるようになりました。
やっと競争ができるようになりました。
やっとここからです。
相手チームに勝つための話し合いを
盛り上げるために、先生たちがやっていることは、
「ここのチームは話し合いが一番上手だなぁ!
この調子なら次は一位になるかな?」
「あっちのチームは、話しを聞いていない人がいて
話し合いがうまく進んでいないから、
次は、あそこばビリになっちゃうぞ!」
「お?さっき見に来た時よりも、話し合いが上手に
なっているような気がするなぁ。この調子なら一位になれるかも」
などと気持ちを盛り上げる言葉がけをしてあげます。
そして、先生は密かに、このチームだけ応援してるよ!
や
他のチームに内緒で、特別なことを教えてあげるよ!
というような演出で、それぞれのチームにこっそりと
アドバイスをしていきます。
結果が出た時に、一位になったチームに
こっそりとヤッタネ(^_-)-☆と合図をおくります。
このように特別感のある言葉がけを上手に使って
チームごとに達成感を味わえるようにしていきます。
このような体験を繰り返しながら、
子どもたちはどんどん自信をつけ、
生き生きと話し合いが進められるようになります。
今年の年長さんは、まだまだこれからですが、
どのように話し合いの内容や意識が
変わっていくか楽しみです。
全員のかけっこのタイムを測定して
均等にチーム分けしてありますので、
走ることにかんしては、
どのチームが一位になるか
誰もわかりません。
転んだ、バトンを落とした、
バトンの受け渡しがスムーズにできなかった、
などなどといろいろな要因も影響してきます。
どのチームも勝ったり負けたりを繰り返し経験しながら、
気持ちを共有する経験を重ね、
話し合うレベルも上がっていくことでしょう。