2012年2月29日水曜日

『認める保育』


スゴイ!雪です!
子どもたちは、あっという間に
大きな雪玉を5~6個作ってしまいました。

しかし、おもすぎて重ねられないのか
雪だるまにはなっていません。

このあと、どうなるのでしょうか・・・・。
と、それはさておき

今週は【縄跳び記録会】になっています。 
一発勝負ではなくて、期間中に出した
最高記録がその子の記録になります。
ぬきつぬかれつ切磋琢磨で
跳べる子は、どんどん記録を
伸ばしていきます。

誰かが、自己記録を更新すると
その都度、そのことを先生が認め
他の子たちにも知らせ、
みんなで認めてあげる・・・・

おそらく、こんなことが
行われていると思います。

認められることで
より意欲的に取り組むようになります。

みんなで、盛りあがっていると
自然と興味が伝染し始まって
できない子たちも
自分から、やってみようとします。

そしてまた、その心の動きを認めます。


以前にも少し、縄跳びの取り組みを
紹介していますが、

子どもたちの目的は当然
より沢山跳ぶことでしょう。

しかし、先生たちの目的は違います。

跳べるか、跳べないか
とか
何回跳べたか
とか
順位がどう
とかでは、ありません。

縄跳びは、やればやっただけ
出来るようになるので、

【努力】を教えるのに、もってこいです。

結果ではなくて、沢山練習をしたから
記録が伸びたという事。
しかも、やらされたのではなくて
自分から意欲を持って取り組んだこと
を評価してあげます。

自尊感情や
自己肯定感や
自己有能感などは

このようなことから育まれます。

ただ縄跳びをやっていれば良い
のではないので、保育としての
先生の関わり方が重要ですね。


ぁあ、今
呼び出されて
さっきの雪玉を
雪だるまにさせられました・・・
ぁあ、腰が・・・


また、話が変わりますが、
以前に我が家の子育てを紹介
しましたが、その中に
縄跳びの話がありました。
(8/30 『見守る育児』参照)

今、年長になる娘は年少のときの、
この縄跳び記録会での
お兄ちゃん、お姉ちゃんたちの
姿から刺激され興味を持って
自分でやりたいと言いだし、
自分で練習して
自分でできるようになりました。
という話です。

そして実は最近こんなことがおこりました。
約1ヶ月前から、年少の息子と
2歳になった息子が
お姉ちゃんが縄跳びをしている
姿を真似して、ぴょんぴょんと
やっていたのです。

年少の息子は、自然と自分からやり始め
2跳び(縄を1回まわす間に2回跳ぶ)ですが、
今では、49回を跳べるようになりました。


子どもは興味から、おのずと
自分でやってみようとする
姿が出てきます。
そこを逃さず上手に関わってあげれば
何事も自らの力で
できるようになっていきます。

あわてず、急がず
過度に期待をせず
ゆとりを持って温かく
見守ってあげましょう。

2012年2月21日火曜日

新たな実践(パンダルーム)


昨日の朝、パンダルームの保育に入りました。
この時間帯は幼児だけで、
人数も少なかったので、
新しい玩具を出して遊ばせました。

新しい玩具とは、
年長さんのお部屋にあるスカリーノ同様に
ビー玉を転がす道を作る、
キュボロ(クボロ)です。


スカリーノの溝には勾配が付いていて
自然と穴の方へ転がっていく
ようになっていますが、

キュボロ(クボロ)の溝には、基本的に勾配がありません。
上の段から落ちてきたビー玉の勢いだけで
下の段までビー玉を移動させなければなりません。

そして、表面の溝だけでなく内部が、くりぬかれており
外からは見えない隠れたトンネルに
ビー玉を通すには理論的な思考力と
3次元的考察力が必要になります。

ですので、スカリーノよりも高度で難しいのです。

年長さんの男の子が
すぐに興味を持って集まってきたので、
スカリーノと違って上の段から
落ちてきた勢いでビー玉が転がることと、
トンネルがあることを説明して
自由に遊ばせました。
小学生用にと思って、買っておいたもので、
幼稚園児には難しいかなと思っていましたが
結構、出来るもんですね? 

作っては壊し、作っては壊しで
1時間も遊んでいたら
こんなものも作り上げました。
下から2段目はトンネルにしてあるので
見えませんが、ちゃんとゴールまで
転がっています。

しかも、スタート位置が2つ。

動画を用意してみました。
見れるかな?


午後になって、小学生が混ざってきたら
もっと高度に発展していくかな?
期待をしていましたが・・・・。

小学生には原理を説明していなく、
知らないので幼稚園児の方が上手に
作れていましたよ(^^)

もう少し遊びこんで、小学生が
原理に気づいてくると
発展していくでしょうね。

楽しみです。

2012年2月17日金曜日

新たな実践

さて、明日は作品展です。

最近の作品展は、ただ作品を並べるだけではなく、
“子どもの発達が見えるように”
という工夫をするようにしています。

今年もまた、先生たちのアイディアで
展示の仕方に工夫がされていました。

昨年までは学年ごとに展示室を分けていましたが、
今年は、他の学年も見ながら、
より発達の違いが見えるようにと
カテゴリごとに展示室を分けたようです。

あまり詳しく書いてしまうと、保護者のみなさんの
楽しみも少なくなってしますので
多くは語らずとしておきます。

「出来ている」とか「出来ていない」とか
「上手」とか「下手」とか
大人の尺度で見て、
作品のレベルを断してもらう
作品展ではありませんよ。

発表会の時と同様に
【その子らしさ】や【その子の段階】が
よく見ることができる作品展に
なっていると思います。

子どもの、ありのままの姿を尊重し
その子らしさを認めてあげましょう。


では保護者のみなさん、明日をお楽しみに・・・・・・

2012年2月9日木曜日

話し合い

さて、今日も先生たちが毎日書いている、
週・日案の【気づき・反省】欄からの紹介です。


先週木曜日の内容です。


どうも、前日に【砂場のシャベルが折れる】
という事が起こったようです。


 
《H先生の内容》

(前日)
帰りの時間、砂場のシャベルが
折れてしまったとの情報が入る。

子どもたちに聞いたところくんが手をあげた。

どうしていたら、シャベルが折れてしまうのか、
子どもたちと話し合ったところ
「足でふんだりすると割れる。」
「強く投げると割れる。」
と子どもたちが話す。

そこから、
“そうならないためにはどうしたらいいのか”
聞くと「教えてあげるー!」とMちゃんが言う。

だが、ずっと砂場にいて注意は
できないということを考え、
去年(年中の時)にも、ある事についての
約束を作った事を思い返してみた。

すると、
M2ちゃんから「砂場の約束をつくる!」
という案が・・・・。

この日は、一日入学があって
いない子たちがいるので
明日、みんなで話し合いをして
約束を決めることにした。

・・・・そして、次の日(木曜日)

朝のお集まりの後に、砂場の件について話し合う。

友だち同士で話し合う時間を設けたところ、
こちらが特別、声を掛けなくても
近くの友だち同士で集まり、
話し合う姿が見られた。

今までだと、「考えてみてね!」と言った後は
関係のない話をしている
子もいたのに、成長を感じた。

今までの積み重ねの成果なのかな。

その後、話し合った意見をもとに
全員で約束を決めていく。

約束も、ただ作るだけでなく、
張り紙を作るという案が出たので、
5つのグループに分かれて
張り紙作りをした。



《T先生の内容》

砂場のシャベルが壊れてしまったことから、
5歳児で話し合うことにした。

ビックリしたのが今回は、
普段の話し合いの中で
なかなか自分の意見を
言おうとしない女の子たちが
真っ先に手をあげて発表してくれようとした。
(N・S・M・A・K・Y・・・・)

また男の子も、それぞれ近くの友だちと
きちんと話し合う姿もあり
成長したことを嬉しく思った。

砂場道具の使い方について考え始めると
Aくんが「ちゃんと使ったら壊れないんじゃないかな?」
と発表してくれた。

先生たち的に“ちゃんと”という言葉に
もうひと工夫し、みんなに分かりやすい
言葉を考えて欲しかったので、
“ちゃんと”の他に、みんなに
もっと伝わる言葉ってある?」
と聞いてみると、少し考えて
Yくんが「“ちゃんと”じゃなくて“ていねい”は?」
と提案してくれた。

子どもたちの話し合いを、この一年通して
行ってきたが、一つ一つの積み重ねで
子どもたちの心(気持ち)や考え方の変化などが
見えてくることに嬉しさを感じ、
その姿を大切に、しっかりと認め
残りの園生活を、より良くしていきたいと思った。


すごいでしょ?
うちの先生たち!

私は、何も言うことがありません。

こういう保育の中で子どもたちは
規範意識を持てるように
なっていくんですよ。

それだけじゃないですけどね。
コミュニケーション能力や思いやりなど
様々な育ちの要素が含まれています。

2012年2月8日水曜日

『認める保育』

昨日、雨で延期になったマラソン大会です。


練習は、好きなコースを選んで走ったり。

持ちタイムでグループ分けして走ったり。

全学年で一度に走ったり。

男女別または男女一緒で走ったり。

クラスに分かれて走ったり。

背の高さで分けて走ったり。

くじ引きでグループ分けをして走ったり。

などなどと、先生たちが工夫してきました。


マラソンは苦しいけれども
子どもたちが楽しんで取り組めるように。

順位だけでなく、その子なりの取り組みの中での
その子なりの頑張りを拾い上げて認められるように。

などなどの理由からです。

表向きは体力作りのためと言っていますが、
人の発育発達曲線から考えると
体力が著しく伸びる時期は
もっともっと後ですから。

この時期でも、やっている時は
確かに伸びますが
一時的な部分が多いです。

ですので、

結果での評価よりも、
子どもの心の動きに目を向け
ときには支えてあげながら、
目には見えにくい部分を
評価してあげたいのです。

順位にこだわって目標を持っている子
ばかりではありませんので、
一概にした評価は適切ではないですよね。


今日は本番ですので一発勝負です。

順位にこだわり、目標を持っている子は
今日の結果が練習の時より
悪くなってしまったとしても、
望んだ結果が得られなかったとしても、
今日の結果は一つの結果として
受け止めなければなりません。
しかし、 
その結果は心の中で、
時間とともに消化されていきます。

大人の気持ちと子どもの思いは
必ずしも一致はしませんので

くれぐれも

親の望んだ結果が得られなかったときに
子どもをけなすような言い方は
しないようにして下さいね。


いずれにしても、結果よりも
今日までの姿をたくさん認めてあげましょう!


さぁ、約1時間後にスタートです。
どきどきですね、ドラマが生まれるでしょうか。

2012年2月7日火曜日

『見守る保育』

さて、今日も先生たちが毎日書いている、
週・日案の【気づき・反省】欄からの紹介です。

先週火曜日の内容です。


《H先生の内容》

節分制作も残りわずか。
まだ作り終えていない子が集まっていた。

Oちゃんが箱の豆入れを作っている姿を見て、
Aくんが興味を示す。「やってみようかな~!」
と言うものの、なかなか始まれないでいた。

すると、そこへやってきたのは、Kくん
「やりたいなら、始めれば?」の言葉に
後押しされ、制作を始めた。

Aくんの作っている様子を
初めは黙って見ていたOちゃんだったが、
作り方が違うことに気づいたようで、
「Aくん、ねぇ。それちがうよ。」
「もう一回、画用紙もってきて!」
と声を掛けやり方を教えていた。

その部分の作り方を
自分で考えたやり方で
しっかりと教えていた。



《T先生の内容》
 
今週から、お箸ブロックや針活動に
チャレンジするコーナーを設けた。
 
すると、Oちゃんが「これやりたい。」
と針活動に参加してきた。
ある程度の流れや、やり方を伝えたら
「上↑ 下↓」と口ずさみながら縫っていた。
 
それを見ていたYちゃんが「Yもやりたい」
と言うとOちゃんが自分がやっていた布を
Yちゃんに渡し、「これはね、こうやって、
こうやってやるんだよ。」と教えてくれた。
 
その他にも興味を持った子たちが集まってくると
「Oが教えてあげるよ」と自ら声を掛けてくれる
姿があった。これから、このコーナーの様子が
どう発展していくのかが楽しみだ。
 
 
 
子どもたちの関わりを重視した保育を
良く理解できているので、
自然とこのような姿に目が向いています。
 
そして、さらに環境や保育の進め方が
その方向へと向かっていきます。
(相乗効果ですね。)
 
みんな一斉で、みんな一緒
ではなくて、あえて
『いろんな差、いろんな違い』
を有効に活かしていくと、
大人(先生)が関わり過ぎなくなります。
 
すると
 
クラスという集団の自立が促され
子ども同士の人間関係も良くなっていきます。
 
 
昨日の内容に引き続き
先生たちは、良い距離感で
保育できていると思います。

2012年2月6日月曜日

『見守る保育』

最近、またさぼり気味でした。

さて、今回も先生たちが毎日書いている、
週・日案の【気づき・反省】欄からの紹介です。

先週月曜日の内容です。


《H先生の内容》

今日、カード遊びのコーナーに
新しい“しりとりカード”を用意しておいた。

すると、Aちゃん・Bちゃん・Cちゃん・Dちゃんが
興味を示して遊び始めた。最初、カードの遊び方が
分からなかったようで、「これどうするの?」と話していた。

すると、Aちゃんが「トランプみたいに、みんなで分けて、
先にカードがなくなったら勝ちにしよう!」と提案した。

BちゃんとDちゃんはイマイチ分かっていない様子だったが、
Cちゃんは「そうだね」と言い、遊びがスタートした。

本当は、しりとりの順に並べて遊ぶものなのだが、
アイディアひとつで、遊びが変化したり
生み出される発想には驚いた。



《T先生の内容》

今日は、合同給食ということで、子どもたちも大喜び。
年少さん、年中さんとの交流を楽しんでいた。

給食が終わり、子どもたちで片づけをしていた。
すると、いつものように年長さんの男の子たちが
机を片づけていると、年少のTくんが見よう見まねで
自ら机を片づけようとしていると、年長のKくんが
「それじゃ、危ないぞ!!こうやって・・・・ゆっくりね。」
と声を掛けていた。

また、年長さんは一人で片づけているのを
見て、同じように一人でやろうとするTくんに
「年少さんは、一人じゃムリだから手伝うよ」とUくん。

異年齢の関わりが沢山見られた給食だった(^^)
来週の合同給食も楽しみだ。



H先生の場面もT先生の場面も
「こうするんだよ。」
「こういうふうにしねて。」
「気を付けてね!」
と簡単に言ってしまいがちなところを
子ども同士の関わり
子どもなりの言動
しっかりと見守っていますね。

このことにより、子どもたちの育ちに
必要な経験が保障されています。

大人の関わりすぎ(過保護と過干渉)を
しっかり見極めて、適切な距離(見守る)を
保つことが重要です。