2011年1月27日木曜日

保育参観のポイント


年少さんとひよこ組さんを
一緒に紹介します。
以前にも紹介していますが、
やりたい子がお当番になって
「○○マークの□□ちゃーん」
と呼んで、おたよりファイルを
返していきます。

先生はその様子を見守っているだけです。
時には2歳児の子も、やりたいと言って
やったりする姿がでてきました。



他の学年と同様に、
節分にちなんだ制作が
設定されています。


ひよこ組さんは、今日は誰も
制作には行きませんでした。
昨日は、いたんですけどね・・・
ひよこ組は、できているものを選んで
のりで貼ります。
表情に違いが出るように
何種類か目と口が用意されています。

髪の毛は、好きな毛糸を選んで
自分なりの長さに切って
のりで貼っていました。
その他に、まめ入れも作ったようですね。


年少さんは、興味を持った子から始められる環境と
チーム保育をしていることで
出来上がりのレベルは別として、 
制作の方法は年中さんよりレベルが高いです。

使う色を選んだあとは、型紙を使わず
思い思い自由に形を切り抜いて
パーツを作っていきます。
毛糸も自由に引き出して、はさみで切って持っていきます。


この3パターンから選んで
好きなものを作っていますが、
誰かが作っていると興味が伝染していって
3つ全部を作った子もいます。

 ・・・・・・・・・

ブロックコーナーでは?
こうしたら?ああしたら?
と相談しながらというか、
教え合いながらの姿がありました。

ままごとコーナーでは?
イメージを共有しあいながら、
役割のある遊びを展開していました。


お母さん役が人気なのか、
風呂敷を巻きたいのか?

いずれにしても楽しさを共感しあっている姿ですね。
どんどん関わりが深まっていきます。


リングつなぎ遊びでは?
この3人は2歳児です。
発達段階も、興味も違います。

自分の世界で自分なりの楽しみを
感じながら遊んでいて
一見、関わりもなくバラバラに
遊んでいるように見えますが、
心の中では、意識し合ったり
刺激し合ったりしています。

例えば左側の子は、写真右上に見える
木製の玩具を持ってきています。
 友だちと同じ空間でつながりを求めたり
感じたりしながら遊んでいる姿です。

異年齢(2歳児と3歳児)の関わりです。
興味が重なると、ごく自然に関わりが生まれます。

制作コーナーに戻ってみると?
左側の子は、他のコーナーにいて
手に何かを持ったまま来ていました。

興味を持ち始めているのか?
心配しているのか?
教えているのか?

分かりませんでしたが、
遊んでいるコーナーが違っても
子ども同士の接点が自然と
生まれているようです。




廃材制作を始めた子たちです。

手がふさがっていてセロハンテープを
上手に切れないでいる友だちに
切ってあげている姿でした。


絵本・パズルコーナーでは?
先生のまねっこをして
いつもの先生と子どものやり取りを
再現して遊んでいました。


年少さんのお部屋の環境だと
子ども同士の関わりが
広く深く発展していきます。

しかも、すごく自然な形でです。

だから、子どもを信じ
いろいろ認めながら
見守っているだけで、

いきいきと自分たちで育っていきます。

この実感は、昨年までのお部屋の環境では
味わうことができなかったことです。

2011年1月26日水曜日

保育参観のポイント

年中さんの制作活動は
どうやら昨日までで終わってしまったようです。

様子の中でのポイントはお伝えできませんが
制作にあたってのポイントをお伝えします。



まず、この2種類から作るものを選びます。

●目と口の作り方
レベル1
・先生に手伝ってもらいながら作る


レベル2
・用意された型紙から好きなものを
選んで線を書いて切って作る


レベル3
・自分で好きな形を描いて切って作る

●鼻とツノの作り方


使う紙の色を選んだ後は
目・口の作り方と一緒で
ツノの本数は自分で決める



●髪の毛の作り方


好きな毛糸の色を選んで作る


・・・・・・・


製作工程ごとに
使う材料と色の選択肢、
作る方法やレベルの選択肢を
用意することで一斉保育でも、
子どもの主体性が生まれます。

子どもは自分で好きな
材料や方法で作っていきますので、
好きなことをやっているのと同じ感覚になります。


ですので必然的に集中して行うことができます。


管理された一斉保育で、
画一的な作業をさせられて
集中できているように見えるのではなくて


「好きなことをやっている時が一番集中する」
という子どもの特性を踏まえて環境を工夫すると
集中しなさいと言わなくても
集中して行うことができます。


(保育参観では、子どもの精神状態が普段とは違うので、
良くも悪くもその影響も出ますが・・・・)




画一的な一斉保育では、プラモデルのように
みんな同じものしか出来上がりませんが、

鬼の表情が、みんな違うのが分ると思います。

発想も能力も個人差や個性差があるので
上手か下手かなんて問題じゃないです。

“その子なりに自由に表現する”ことが重要です。






今日の活動は、調理でした。
保育絵本の中に書かれていた
「いももち」
子どもたちから“作ってみたい”と提案
があったので計画したようです。


材料は、ジャガイモと片栗粉と塩です。
砂糖醤油をつけて、のりを巻いて食べます。
ジャガイモは、子どもたちを通して
おうちにある人に持ってきてもらいました。
(協力してくれたお家の方、ありがとうございました。)



自分たちで興味を持って、やりたいと主張しただけあって
集中して話も聞いていましたね。


絵本に書かれている作り方をイメージしながら
期待を持って、調理開始です。



指を切ってしまった子もいたみたいです。





 


完成の写真がありませんが、
おいしく出来たようですね。





先生が計画した活動ばかりでなくて
子どもからの提案を受け入れて
保育が作られるって

すごくあったかい感じがします。

これからも柔軟に保育が計画されるといいですね。






年中さんのお部屋は、環境が他の学年より
遅れているので、結果的に一斉保育に
なってしまいますが、その中で出来る限り
子どもの主体性を作る工夫をしています。






2011年1月25日火曜日

保育参観のポイント

昨日から保育参観が始まりました。

見て欲しいところをこのブログで
解説しようと考えたのですが、

お母さんたちに写真を撮らないでと
言っておいて、堂々とその前で
写真を撮るのは、気が引けたので

1日遅れで、紹介したいと思います。

見ていると伝えたいポイントはたくさんあるのですが、
なかなかシャッターチャンスを捉えられず四苦八苦です。
2部屋あるので、片方の部屋へ環境を造っておいても
なかなか、子どもがそれに気付かないとうことがありました。

このように標記することで知ることができたり
興味をもったりが促されるようになったので
それぞれの環境への見えない導線が
引かれたようです。

それぞれの活動の中身を見てみると
 ルールを教え合って自分たちで遊び方を知っていったり

和気あいあい続きを楽しんで発展させていたり

トラブルを協力しながら解決しようとしていたり

新しい活動に興味があるが一人では心細いのか、
友だちを誘ってタイミングを見計らっていたり

教えてと友だちにお願いしていたり

友だちの分の両面テープを切ってあげていたり

その瞬間瞬間を捉えると、
「子どもって、すごいなぁ~」
「子どもなのに、すごいなぁ~」

感動がたくさんありました。


写真はありませんが他にも


友だち同士で注意し合っていたり

道具の貸し借りや
取ってあげたり、取ってもらったり
を自然とやっていたり

終わっている子が、今やっている子に
アドバイスしていたり

・・・・・・・・

自分たちの社会を自分たちで
創っている姿だと思います。

みんなで足りないところを補い合ったり
自然と認め合っていたり、励まし合っていたり

強制されなくても、管理されなくても
自分たちで育った姿です。

主体性を保証して、子どもたちを信じながら
好き勝手やらせて育ったんですよ。

好き勝手やらせてもらう中で
幅広い経験をしてきたから
いろんなものが繋がって

「力」として育ったことを
証明しています。

2011年1月18日火曜日

新たな実践


年少さんのお部屋も、またレイアウトが
変更になっていました。
写真の奥が制作ゾーンですが、
第3保育期は制作活動の設定が
増えてくることを見越して、
今までよりも広げたようです。

 また先生が、つきっきりでなくても
自立と共に主体的に活動できる子も
増えてきたので第2保育期までよりも
広いゾーンが必要になります。
以前にも書いたことがありますが、
時期や子どもの興味に合わせて
レイアウトが簡単に変更できるように
なったことが非常に保育を画期的にしました。


・・・・・・・

今までの概念にとらわれず、
スペースを有効に使っていこう
という工夫がこんな所にも。
なにも貼ってなければ、
ただ通り過ぎてしまう所です。

迷路を貼ったことで、
ひとつ遊びのゾーンができました。

机の上だけしか迷路あそびが
できない分けじゃありませんからね。


・・・・・・・・

 
そして!!
この2人、ひよこ組です。

第2保育期の途中から、
2歳児を3歳児に合流させましたが、

発達の進んでいる3歳児の様子を
目にしながら、時には教えてもらったり
しながら、生活の中で自然と
一人でできるようになったことが
増えてきました。

発達の違い(個人差や個性差)
うまく活かしていくと
子ども同士で育ちを支え合う関係が
自然と出来てきます。


そもそも、子どもは自分で育つ力
を持っていると言われているわけですから。


 
先生に知識として教えられて

ではなくて、
実体験の中で

様々な実感を重ねる
ことが様々な心を育てます。


 
その心の育ちが、教育の目的でしたよね。

2011年1月14日金曜日

新たな実践

年長さんのお部屋のレイアウトが
昨年の終わりくらいから変わりました。

2クラス分のロッカーを一部屋に集めたようです。
一箇所にしたことで他で使える
スペースがずいぶんと増えました。

このことは、年少さんのお部屋からも言えることです。

そして、このことによって今以上に、

園生活がスムーズになったり、
ゾーンの設定がしやすくなったり、
子ども同士の接点が増え、関わりが広がったり、

などということが期待できます。


北関東地区の同じ思いを持つ園同士が集まり、
保育研究会を設けるようになりました。

今年の7月から始まり、3回めとなる11月に、
当園がその会場として公開保育をしました。

その時の各園の先生方からの言葉に
後押しされたのかな?と思います。


そもそも、今年の課題の一つが
【クラス、学年の隔たりを無くす】ことでした。

 
今年、約9ヶ月間を振り返ると

子どもたちの様子だけでなく、
先生側としても余裕があったり、
学年を通して子どもたち一人一人の
ことを良く分かるようになったり。

ということを以前よりも良くなったと
担任たちが実感しています。

 
・・・・・・

戦後から創られてきた
教育スタイル(保育スタイル)
の常識には、先生の都合が最優先された
ものが多いように感じます。

いろいろな部分で過去の常識にとらわれていたら
この事実には気付けなかったことになります。


 
今、目の前にいる子どもたちの姿から、
その子の育ちの過去と未来を推測したうえで、
今現在に必要な養護と教育を
提供してあげる。ということが、
子どもにとっての最善の利益と言えます。


そのために、子どもの側になって考えた
その結果、新たに実践している内容が
過去や常識とされていることと
違っているということです。


過去のことや常識とされていること
を何の疑いもなくただ繰り返していく
のではなくて、そこに矛盾があるからこそ
変わる必要があるのです。