2012年10月15日月曜日

『育ち合う保育』

2歳児の先生の【気づき・反省】からです。

給食中にYくんがトマトを食べると、
Kちゃんが「Yくんカッコイイね。」と
誉めてYくんは、喜びながら食べていた。

しかし、実際は口に入れただけで
食べていなかったのが、

その言葉で食べようと頑張り食べられていた。

また、3歳児に途中入園で2人入ってきたことで
同じ名前が2人になってしまったので、
子どもたちに呼び方について問いかけてみた。

2歳児のSくんは、「そうちゃん」になっているので、
どうする?と聞くが、なかなか決まらなかったので、

本人に聞くと「そうくん」とのことだったので、
それに決定!!途中入園のもう一人の子も
呼び方を決めた。

このような機会から仲間意識につなげたり
更なる関わりにつながるだろう。

この流れから、給食の座り方を男女2人組にしてみると、
相手を探したり、手洗い、うがい、トイレなどを
お互いに声を掛け合う姿も見られた。

互いに刺激し合えていけばと思う。

~次の日~

昨日の姿を子どもたちに話してみると
今日の給食前の時間の関わりや
声の掛け合いが更に良くなってきた。

また、TくんにNちゃんの上履きを
渡してきてあげてと頼むとビックリ!!

自分から上履きを履かせてあげようとする姿が見られた。

今まで、年上の子たちにやってもらったりしてきた中で、
このような行動になったのかもしれない。

それも運動会での異年齢の関わりがあったからこそ
2歳児同士の関わりにも
見られてきたのだと思う。

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子ども同士の関わりを重要視し促してきた結果

2歳児でもこのような姿が見られるようになったのですね。

子ども同士の関わり=同一年齢

とは限らない中で、

異年齢から受ける刺激が
子ども同士の発達には重要かつ効果的なことも
これらの様子から分かりますね。

また、

お互いの名前を呼び合うのに
お互いが呼ばれたい呼び方
呼びやすい呼び方というのは、

お互いの関係を近付けます。

人と人との関係をスムーズに構築させる
レクリエーション支援でも

かならず、レクネームを付けて
それで呼び合うことから始まります。

小学校では、人権の尊重だか
お互いが尊重し合うとかなのか、
子どもたちは『さん付け』で呼び合いますが、

相手が呼ばれて嫌な思いをしない呼び方で、
お互いが親しみやすい呼び方で
呼び合って親しみをもって関わっていれば
自然とお互いを尊重するように
なると思います。

~~さん。とか、~~様。とかの
呼び方には、どんな意味があるのかは
そのうちどこかで習いますよね。

それまでは、
おじさんやおばさんくらいは、
「○○さん」って呼ぼう!とか

大人の人に対しては、
「○○さん」って呼ぼう!

とかぐらいの程度で良くないですかね?

子ども同士が○○さんって呼び合ってる姿って
子どもらしくないですもんね。

大人の思いを一方的に
子どもの押しつけるのではなくて、

しっかり意味とタイミングを考えて
子どもに知識や環境を与えないといけないですね。

それが出来るのが、しっかりと
『専門性を身に付けた先生』

ですよね。

2012年10月3日水曜日

子どもの育ちのニーズに応える

いま、運動会の総合予行練習中です。

見ていて早速、嬉しくなったことがありました。

それは・・・・

かけっこで転んでしまった子や
1番になれなくて泣いてしまった子や
緊張や不安から泣きながら走った子や
一人でゴールまで行けるようになった2歳児

などの様な子が何人かいましたが、
その子たちがゴールすると

先生がギュッと抱きしめているのです。

「最後まで、よく頑張ったね。」

などと声を掛けてていたんでしょうね。

当たり前の事?当然の事?

かもしれませんが、

そのような光景を目にすると

心が温かくなりますね。

大勢の目がある中では、
不安や緊張があって当然です。

ましてやその中での失敗は
大人でも辛いですね。

幼児教育的には

上手くできたから誉められて
失敗したら叱られて

ではなく、

結果よりも過程を認めることが大事ですが、

特に上記のような場合での
励ましや認めは、

今後その子たちが
未来に向かって意欲的に
生きていこうとするためには

非常に重要な関わりです。

普段、先生たちは
子ども同士の関わりを重視していますが、

しっかりと大人が関わってあげる必要がある時を
見極められていることが分かりますね。

【真の優しさ】や【真の専門性】が

見受けられます。

2012年10月2日火曜日

子どもの育ちのニーズに応える

さて、運動会も間近に迫ってきましたね。
今のところお天気も大丈夫そうです。

さて、運動会は見せ物ではありません。
軍事教練でもありません。

いつも固いこと言ってすみません。。。

しかしやはり、繰り返しお伝えしたいことの
一つですので、今年も書きました。

そこで、やはり当日の姿や結果よりも
練習過程の姿に目を向けてもらいたいのです。

(お見せできないのが残念ですが・・・・)

子どもの成長の中で、なかなか目に見えにくい
心の成長が保育の中で感じられたり気づけたりすると
とても大きな感動を得ます。

この感動は、以前の一斉保育では
感じることができなかった違った『質』の感動です。
 
ん~・・・・

少しお裾分けできるかな?

年長の先生たちの週・日案の
先週一週間の、【気づき・反省】を
抜粋して紹介します。

リレーでは、チームも決まり
子どもたちも少しずつチームの意識が
芽生えてきたのか、Sちゃんがバトンをもらうときに
「Nちゃん、こっちだよ!バトンちょうだい!」と
受け取る時の声を掛けていたり、

2回目のリレーは嫌だと言っている

同じチームの子に対して、Tくんは
「もう一回走って一番取れるように頑張ろうよ!」
「やろうよ!」と声を掛けていた。

子どもたちの中で、リレーに対しての

思いが強くなってきていると共に、
関わり合いの成長を感じる場面だった。

そんな、一つの過程を大切にしていきたいと思う。


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閉会式の練習で、インタビューの時にCちゃんが

年少さんに「名前とクラス言うの(^^)」と始まり
そのあとは、「運動会で頑張りたいことね。
ダンス?かけっことか?」と声を掛けている姿があった。

それを見てかHちゃんが、ひよこ組さんに

「名前とクラス!!ひよこくみの・・・・って言うの」と

そんな様子を大切に、これからも見守って行きたいと思った。


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外での組体操では、少し昨日の疲れからか

動きが少しダラダラしているように見えたので、
子どもたちに「練習どうする」と聞くと

KくんとSちゃんで「もう一回やりたい!!」

と言ってきた。「みんなにも聞いてみたら?」
と言うと「ねぇ、もう一回だけ頑張ってみよう」
とみんなに声をかけるとYくんが
「うん。がんばってやってみようよ!」と
2人につられて声を掛け合っていた。

先生にやらされていたら、

こんな姿(自主的にやろうとする姿)は
見られない姿だなぁ~とおもった。

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昨日の事を活かしてか、今日の組体操では

一人一人が気合いを入れて取り組む姿があった。

Yくんが「先生!今日は?どう?」と聞いてきたので

「すごく良かった!!」と応えると
「よっしゃ!!」と他の子も喜んでいた。

また、Kくんが

「先生!でもオレ失敗した・・・・まちがっった」
と言っていると、

「間違っても一生懸命頑張ればいいって、先生言ってたでしょ!」

「だから、良かったって言ってるから大丈夫なんじゃない?」
とYくんが声を掛けてくれた。

子どもたちに、以前から

「まちがえても、失敗してもいいよ!
みんなが一生懸命やってるのをみてるから!」

「だから、自分たちの力を全部出してがんばろうね」


と声を掛けていたことが子どもたちも子どもで同士で

失敗した子や、間違った子に対して
励ましたりする姿になったのかな?と思った。

いよいよ来週が運動会。

子どもたちの日々の成長が
すごく目に見えて分かるので
そんな過程を大切に、当日までの練習を
見守っていこうと思う。

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昨日、子どもたちと

どういう風に運動会をやるのかを
話し合い「ふざけない」などのルールを
みんなで決めました。

子どもたちと話し合いをしたあとの練習の姿は、

一人一人が考えて取り組んだり、素早さなどから
「やるときはやる!」という姿が見られました。

T1くんとT2くんは、昨日みんなに迷惑を掛けてしまい、

それを反省し、「昨日はふざけてごめんなさい」と言っていました。

迷惑をかけるということが、

失敗からよく分かったのではないかと思います。

2人もその後は、真剣に取り組んでいました。



これが、年長さんの今の姿です。

しかも、すり込まれた姿ではなくで、

やらされて、できている姿ではなくて、

大人の目を気にして、演じている姿ではなくて、

ありのままの姿です。

自分で考えたり、自分で気づいたり
お友だちと励まし合ったり、
教え合ったりしていますよね。

このような姿を入園当初に想像できましたか?

小学校以降で習う、
文字の読み書きや、計算が
現時点ですでに出来ることよりも
跳び箱が十数段跳べることよりも
立派な姿ですよね。

子どもたちは間違いなく、
人格形成の基礎を培いながら、
確かな力』を身に付けながら
着実に成長しています。

先生たちが良く見てくれていない

“自由すぎて、ルールを守れるようになるのかな”

“多くの園がやっていることと、全く違くて本当に大丈夫なの”

などなどと良く言われてしまう、
なかなか理解されない保育ですが、
これがその保育の成果です。

ハッキリ言えるのは、

先生たちは子どもたちを適切な距離感で見ています。

子どもの特性や発達過程を良く理解しています。

専門的な知識を体感的に学び、結果よりも経験を保障できています。



透き通った目で見ると、そう見えますよ。