2012年11月27日火曜日

異年齢保育

週・日案【反省・気づき】
年少の先生です。


いつも、子どもたちにトイレの声かけをすると、
みんなが一斉に行くため、トイレがすごく混雑してしまう。

年長さんたちは、いつもテラスに一列に並んでいるのだが、
年少さんには、まだそれが理解できないようで、
順番でもめてしまっていることもある。

しかし今日は、

YくんとTくん(年少)が、
「待っている人は並ぶんだよ!!」と
声をかけてくれたことで、
スムーズに流れることができた。

今まで、そんなことを言っている姿は
見たことが無かったので、とても驚いた。

きっと、いつもトイレに入りながら、
年長さんの姿を観察していたんだろうなと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子どもたちの学びは、『まね』から始まります。

同一年齢で保育をしていても
一斉保育ではありませんので、
“先に始まった子の様子を見て、
まねて後から始まる”
ということは、普通にあります。

興味の伝染が起こるわけです。

こういった流れの中で子どもは、
主体的に学び、自らの力で
発達や成長を遂げていきます。

このことを基準にして考えてみると
真似と言うか、伝染と言うか、伝承が、

横の関係だけでなく、縦の関係にも起こったら、
個にとって、よりタイムリーな刺激が与えられ、

よりスムーズな成長発達が促されると
結論付けられますよね。

いつ気づくか、いつ学ぶか、
いつ発達するか、いつ成長するか、
などは、一人一人異なるわけですから、

必要な刺激が幅広くある環境が
子どもたちにとっての最適な環境と言えます。


今回、トイレでの年長さんと年少さんの関係では、
ルールの伝承がされていたわけです。

一日で伝承されたわけではなくて、
少なくとも、もめ始まってから、YくんとTくんの
言葉がでてくるまでの期間でです。

横の関係から刺激を受けたとしても、
縦の関係から刺激を受けたとしても、

その後の伝承は、縦にも横にも広がっていきます。

この関係が複雑になればなるほど良いですよね。

今回、この先生はとても重要な姿に
目を向けられていたということです。

2012年11月19日月曜日

『見守る保育』

年少さんの週日案から【反省・気づき】を紹介します。

先週金曜日の【反省・気づき】からです。


今日は、昨日決めた歌の並び方の確認を行った。

あまり覚えていないだろうなと思いながら、
並ぶように声をかけると、数人の子が
自分の場所が分からず困っていた。

忘れちゃったかなと?と思いながらも少し見守っていると、
各グループの中で困っているこの隣になる子が、
「○○ちゃんは、ここだよ!」と手を引いて、
その子の場所に連れていってくれた。

“困っているお友だちの姿に気づけた。”
ということも素晴らしいが、

自分だけでなくお友だちの場所まで、
覚えていたということに驚かされた。

劇の練習も始まり、覚えることも増えていくので、
お友だちと助け合いながら
覚えていってほしいと思う。

・・・・・・・・・・・・・・

分からなくなっている子の姿を見つけた時に、
先生が素早く声をかけて指示することは簡単です。

そのほうが、練習もスムーズに進むと思います。

練習がスムーズに進んで助かるのは先生です。

効率的でスムーズな練習の後の、
完成度の高い発表を見て
評価し喜ぶのは大人側です。

しかし!

子どもの育ちのためを考えるとどうでしょうか?

子ども同士の関係を考えるとどうでしょうか?


自分から気付いて、教えてあげて喜ばれるという経験。

教えてもらって感謝の気持ちを抱く経験。

助け合いながら、共通の目的に向かっているという実感。

などは、保育の中でこの様な
少しの見守る時間が無ければ
出てこないことです。

少し時間がかかっても、
その少しの時間を与えるのは
勇気が必要なときもあります。


指示指導型の保育と
見守るスタンスの保育とでは、

どちらが豊かな人間性作りに
貢献できているかは一目瞭然ですよね。

しっかりと幼児教育を理解した先生の判断と
そこから見えた子どもの姿でした。


2012年11月15日木曜日

「仕込み」や「やらせ」ではなく子ども主体

年長さんが発表会に向けて準備している様子です。

自分たちが何を発表したいのかを話し合って決め、
必要なものも自分たちで作っていきます。
すごく集中して必要なものを作っていました。 

自分たちで考えていますので、
覚えも速いでしょうね。 

先生たちはそっと見守りながら
様々な姿を良く認めていました。

ただ上手だからだけではなく、
時には、その子の個性的な表現を認めたり、

また時には、その子の成長を認めたり、

そしてなにより、協力し合うことを促し
その姿をたくさん認めています。


子どもたちは、生き生きとした表情でいながらも集中していて、
安心して自分らしく自分を表現することが出来ていました。

一方的な【仕込み】とか
強制的な【やらせ】による、

先生主導の発表会では

子どもの子どもらしい姿を失わせてしまいます。

先生の直接的指導力が評価される発表会ではなく

先生(大人)の圧力のない中での
子どもの成長や自主的な努力が引き出され評価される
発表会を想像してみてください。

幼児に一糸乱れぬ完璧な表現をさせることよりも
大事なものが見えてきませんか?

2012年11月12日月曜日

世界水準の保育

異年齢での保育が始まり、3週間が経ちました。

それぞれの先生たちの週日案の【気づき・反省】を
読んでいるといろいろな姿が見られます。

2歳児の子へは、これまでは先生中心の援助だったのが
異年齢の環境になったことで年上の子たちが
主となり援助している姿がみられた。


絵を描くときは、いろんな段階の絵が見られ
子どもたちも「この絵上手!こっちのは、なんか可愛い」
「これ年少さんの絵?」とほめてくれる。

すると自然と絵を描きたくなる子がでてくる。



今年の年長児があまり興味を持っていなかった
【スカリーノ】は、年中児が興味があり
環境として提案された。

功技台を使ってつなぎ始めると
それに気づいた年長児が

「えーそうやってやるの?すげぇーよ!」
「年中なのに年長よりすげーの作ってんじゃん」

異年齢になったことで遊びが発展しただけでなく
年中が年長に教える姿もみられた。

などなど他にもたくさん。


今まで行ってきた、教え合い・気づきあい・伝えあい
などが異年齢になったことで発達の差が広くなり
より自然な形で見られるようになりました。

幼稚園の発祥地ドイツでは異年齢が当たり前です。
考えてみれば社会全体の構成は異年齢です。

特別な環境ではなく、自然な環境と言えますね。

ただし

これまでの生活環境と変わりましたので、
子どもたちにも戸惑いや不安などから
ストレスを感じる子も当然いることでしょう。

それは、

異年齢の環境が悪いからストレスを感じているのではなく
環境が変わったことでのストレスです。

関わりを学んでいる証拠ですので、
温かくその過程を見守ってほしいものです。

今後のさらなる発見に期待してください。


2012年10月15日月曜日

『育ち合う保育』

2歳児の先生の【気づき・反省】からです。

給食中にYくんがトマトを食べると、
Kちゃんが「Yくんカッコイイね。」と
誉めてYくんは、喜びながら食べていた。

しかし、実際は口に入れただけで
食べていなかったのが、

その言葉で食べようと頑張り食べられていた。

また、3歳児に途中入園で2人入ってきたことで
同じ名前が2人になってしまったので、
子どもたちに呼び方について問いかけてみた。

2歳児のSくんは、「そうちゃん」になっているので、
どうする?と聞くが、なかなか決まらなかったので、

本人に聞くと「そうくん」とのことだったので、
それに決定!!途中入園のもう一人の子も
呼び方を決めた。

このような機会から仲間意識につなげたり
更なる関わりにつながるだろう。

この流れから、給食の座り方を男女2人組にしてみると、
相手を探したり、手洗い、うがい、トイレなどを
お互いに声を掛け合う姿も見られた。

互いに刺激し合えていけばと思う。

~次の日~

昨日の姿を子どもたちに話してみると
今日の給食前の時間の関わりや
声の掛け合いが更に良くなってきた。

また、TくんにNちゃんの上履きを
渡してきてあげてと頼むとビックリ!!

自分から上履きを履かせてあげようとする姿が見られた。

今まで、年上の子たちにやってもらったりしてきた中で、
このような行動になったのかもしれない。

それも運動会での異年齢の関わりがあったからこそ
2歳児同士の関わりにも
見られてきたのだと思う。

・・・・・・・・・・

子ども同士の関わりを重要視し促してきた結果

2歳児でもこのような姿が見られるようになったのですね。

子ども同士の関わり=同一年齢

とは限らない中で、

異年齢から受ける刺激が
子ども同士の発達には重要かつ効果的なことも
これらの様子から分かりますね。

また、

お互いの名前を呼び合うのに
お互いが呼ばれたい呼び方
呼びやすい呼び方というのは、

お互いの関係を近付けます。

人と人との関係をスムーズに構築させる
レクリエーション支援でも

かならず、レクネームを付けて
それで呼び合うことから始まります。

小学校では、人権の尊重だか
お互いが尊重し合うとかなのか、
子どもたちは『さん付け』で呼び合いますが、

相手が呼ばれて嫌な思いをしない呼び方で、
お互いが親しみやすい呼び方で
呼び合って親しみをもって関わっていれば
自然とお互いを尊重するように
なると思います。

~~さん。とか、~~様。とかの
呼び方には、どんな意味があるのかは
そのうちどこかで習いますよね。

それまでは、
おじさんやおばさんくらいは、
「○○さん」って呼ぼう!とか

大人の人に対しては、
「○○さん」って呼ぼう!

とかぐらいの程度で良くないですかね?

子ども同士が○○さんって呼び合ってる姿って
子どもらしくないですもんね。

大人の思いを一方的に
子どもの押しつけるのではなくて、

しっかり意味とタイミングを考えて
子どもに知識や環境を与えないといけないですね。

それが出来るのが、しっかりと
『専門性を身に付けた先生』

ですよね。

2012年10月3日水曜日

子どもの育ちのニーズに応える

いま、運動会の総合予行練習中です。

見ていて早速、嬉しくなったことがありました。

それは・・・・

かけっこで転んでしまった子や
1番になれなくて泣いてしまった子や
緊張や不安から泣きながら走った子や
一人でゴールまで行けるようになった2歳児

などの様な子が何人かいましたが、
その子たちがゴールすると

先生がギュッと抱きしめているのです。

「最後まで、よく頑張ったね。」

などと声を掛けてていたんでしょうね。

当たり前の事?当然の事?

かもしれませんが、

そのような光景を目にすると

心が温かくなりますね。

大勢の目がある中では、
不安や緊張があって当然です。

ましてやその中での失敗は
大人でも辛いですね。

幼児教育的には

上手くできたから誉められて
失敗したら叱られて

ではなく、

結果よりも過程を認めることが大事ですが、

特に上記のような場合での
励ましや認めは、

今後その子たちが
未来に向かって意欲的に
生きていこうとするためには

非常に重要な関わりです。

普段、先生たちは
子ども同士の関わりを重視していますが、

しっかりと大人が関わってあげる必要がある時を
見極められていることが分かりますね。

【真の優しさ】や【真の専門性】が

見受けられます。

2012年10月2日火曜日

子どもの育ちのニーズに応える

さて、運動会も間近に迫ってきましたね。
今のところお天気も大丈夫そうです。

さて、運動会は見せ物ではありません。
軍事教練でもありません。

いつも固いこと言ってすみません。。。

しかしやはり、繰り返しお伝えしたいことの
一つですので、今年も書きました。

そこで、やはり当日の姿や結果よりも
練習過程の姿に目を向けてもらいたいのです。

(お見せできないのが残念ですが・・・・)

子どもの成長の中で、なかなか目に見えにくい
心の成長が保育の中で感じられたり気づけたりすると
とても大きな感動を得ます。

この感動は、以前の一斉保育では
感じることができなかった違った『質』の感動です。
 
ん~・・・・

少しお裾分けできるかな?

年長の先生たちの週・日案の
先週一週間の、【気づき・反省】を
抜粋して紹介します。

リレーでは、チームも決まり
子どもたちも少しずつチームの意識が
芽生えてきたのか、Sちゃんがバトンをもらうときに
「Nちゃん、こっちだよ!バトンちょうだい!」と
受け取る時の声を掛けていたり、

2回目のリレーは嫌だと言っている

同じチームの子に対して、Tくんは
「もう一回走って一番取れるように頑張ろうよ!」
「やろうよ!」と声を掛けていた。

子どもたちの中で、リレーに対しての

思いが強くなってきていると共に、
関わり合いの成長を感じる場面だった。

そんな、一つの過程を大切にしていきたいと思う。


・・・・・・・・・・


閉会式の練習で、インタビューの時にCちゃんが

年少さんに「名前とクラス言うの(^^)」と始まり
そのあとは、「運動会で頑張りたいことね。
ダンス?かけっことか?」と声を掛けている姿があった。

それを見てかHちゃんが、ひよこ組さんに

「名前とクラス!!ひよこくみの・・・・って言うの」と

そんな様子を大切に、これからも見守って行きたいと思った。


・・・・・・・・・・


外での組体操では、少し昨日の疲れからか

動きが少しダラダラしているように見えたので、
子どもたちに「練習どうする」と聞くと

KくんとSちゃんで「もう一回やりたい!!」

と言ってきた。「みんなにも聞いてみたら?」
と言うと「ねぇ、もう一回だけ頑張ってみよう」
とみんなに声をかけるとYくんが
「うん。がんばってやってみようよ!」と
2人につられて声を掛け合っていた。

先生にやらされていたら、

こんな姿(自主的にやろうとする姿)は
見られない姿だなぁ~とおもった。

・・・・・・・・・・


昨日の事を活かしてか、今日の組体操では

一人一人が気合いを入れて取り組む姿があった。

Yくんが「先生!今日は?どう?」と聞いてきたので

「すごく良かった!!」と応えると
「よっしゃ!!」と他の子も喜んでいた。

また、Kくんが

「先生!でもオレ失敗した・・・・まちがっった」
と言っていると、

「間違っても一生懸命頑張ればいいって、先生言ってたでしょ!」

「だから、良かったって言ってるから大丈夫なんじゃない?」
とYくんが声を掛けてくれた。

子どもたちに、以前から

「まちがえても、失敗してもいいよ!
みんなが一生懸命やってるのをみてるから!」

「だから、自分たちの力を全部出してがんばろうね」


と声を掛けていたことが子どもたちも子どもで同士で

失敗した子や、間違った子に対して
励ましたりする姿になったのかな?と思った。

いよいよ来週が運動会。

子どもたちの日々の成長が
すごく目に見えて分かるので
そんな過程を大切に、当日までの練習を
見守っていこうと思う。

・・・・・・・・・・


昨日、子どもたちと

どういう風に運動会をやるのかを
話し合い「ふざけない」などのルールを
みんなで決めました。

子どもたちと話し合いをしたあとの練習の姿は、

一人一人が考えて取り組んだり、素早さなどから
「やるときはやる!」という姿が見られました。

T1くんとT2くんは、昨日みんなに迷惑を掛けてしまい、

それを反省し、「昨日はふざけてごめんなさい」と言っていました。

迷惑をかけるということが、

失敗からよく分かったのではないかと思います。

2人もその後は、真剣に取り組んでいました。



これが、年長さんの今の姿です。

しかも、すり込まれた姿ではなくで、

やらされて、できている姿ではなくて、

大人の目を気にして、演じている姿ではなくて、

ありのままの姿です。

自分で考えたり、自分で気づいたり
お友だちと励まし合ったり、
教え合ったりしていますよね。

このような姿を入園当初に想像できましたか?

小学校以降で習う、
文字の読み書きや、計算が
現時点ですでに出来ることよりも
跳び箱が十数段跳べることよりも
立派な姿ですよね。

子どもたちは間違いなく、
人格形成の基礎を培いながら、
確かな力』を身に付けながら
着実に成長しています。

先生たちが良く見てくれていない

“自由すぎて、ルールを守れるようになるのかな”

“多くの園がやっていることと、全く違くて本当に大丈夫なの”

などなどと良く言われてしまう、
なかなか理解されない保育ですが、
これがその保育の成果です。

ハッキリ言えるのは、

先生たちは子どもたちを適切な距離感で見ています。

子どもの特性や発達過程を良く理解しています。

専門的な知識を体感的に学び、結果よりも経験を保障できています。



透き通った目で見ると、そう見えますよ。

2012年9月21日金曜日

『見守る保育』

今週に入り年長さんの“かけっこ”や“リレー”での
顔つきが変わってきました。

さっそく、順位表の効果ですかね。

かけっこは4人くらいのグループで走りますが、
そのグループでの順位が何番でも、
全員が走り終わってタイムが出てみないと
最終的な順位は分かりません。

ですので、

目先の順位で結果を決めつけ、
あきらめたりせずに、
見えない結果を求めてか期待してか、
最後まであきらめず走っているように見えます。

幼稚園の教育は、【環境を通した指導を基本とする】
と教育要領に書かれています。

先生の直接指導によって成果を引き出すのではなく、

環境を与えて、子どもが自ら心を動かすことでの
成果を引き出すということです。

言い方を変えると、
直接指導で、やらせてできるようにさせるのではく、
間接的に関わって、やる気を引き出し、
自分の力でできるようになる。
というのが、幼稚園の教育です。

年長さんのかけっこでは、
先生に「もっと頑張れ、もっと頑張れ!」と
あおられて成果が出てきたのではなく、

順位の結果を表にしたり、
変動をグラフにしたりして、
見えるように環境を作ったことで、
子どもが、そこから刺激を受け
自分なりの目標を明確にできたので、
成果が現れてきたのです。

まぁ、本来はリレーのチーム分けをするために
計りだしたタイムでしたが、
結果をはりだすというのは、
担任たちの良い閃きでしたね。

・・・・・・・・・・

うちの園のリレーのルールをおさらいしてみましょう。

【バトンを順につないで走る】
それ以外はありません。

インコースから抜かしてもO.K

バトンをもらうときは、
インコースでもアウトコースでもO.K

ルールは子どもたち自身が、
必要を感じたときに
作られていきます。

2012年9月19日水曜日

『認める保育』

運動会に向けての練習的割合が増えてきました。

2・3歳児でのダンスに向けての過ごし方を
先生たちの週・日案の【気づき・反省】から紹介します。

* 月曜日 *

今日の帰りの会で運動会で
踊る曲を流してみんなで踊った。

初めてなので「曲を聴いて自由に踊っていいよ」
と声を掛けておこなった。

みんな先生たちの踊りを見ながら
真似して踊っていた。

細かく指導するよりも、こうやって
子どもたちが自然に真似して
踊っている姿がとても楽しそうだった。

これから本格的に運動会の練習が
始まっていくので、子どもたちが
練習にプレッシャーを感じず、
のびのびと取り組めるような
雰囲気を作り、練習も工夫しながら
やっていきたいと思う。


* 火曜日 *

遊戯室での練習が始まり、
ダンスをメインにおこなった。

まずはみんなで踊り、次にぎに
「私できるよ~僕できるよ~って人だけでやってみよう」
と言うと「はーい」と2/3の子たちが手をあげて発表した。

踊ったあとに『カッコイイ人発表』をすると、
みんなそれぞれお友だちの良いところを
見つけ発表することができた。

誉められた子も少し照れた様子で
とても嬉しそうだった。

今後の練習でも、一方的に指導するのではなく、
子どもたちが、お友だちと刺激しあって
より良いものをつくれるようにしていきたい。


* 水曜日 *

月曜から始めたダンスの練習。
初日に休んでしまったYくんは、昨日の練習では
みんなから遅れてしまったことを感じたようで、泣いてしまった。

今日の練習の時も、不安なようで「見ていたい」と言ったり、
ただ立っているだけのことが多かった。

しかし、今日の練習でのカッコイイ人発表で
ある子が「Yくんが格好良かった!」と発表してくれた。

Yくんは実際には踊っていなかったが、
誉められて「Yやってなかったよ!」と
言いながらも喜んでいた。

そして自信がついたのか次の練習からは、
元気に踊ることができていた。

ちょっとした気持ちの変化だけで、
子どもたちの姿が全然変わってくるので、
今回のYくんのように、他の子のダンスに対する
思いが変わる何らかのキッカケを
作る手助けをしていってあげたいと思う。


* 木曜日 *

今日の遊戯室での練習の時、
「自信のある人は、ステージの上で、お手本になってあげてね!」
と声を掛けたところ、10人くらいの子がステージに上がってきた。

ステージ上の子をお手本に踊ったあと、
ステージ上の子のどんなところが
かっこよかったのかを、
数人の子に発表してもらった。

自分たちでかっこいい子の良いところを見つけたあと、
今度は、ステージ上の子に、どうすれば
上手になれるか教えたもらった。

「教えてくれる人いる?」と聞いたら、
Tくんが手を上げて
「上手になりたいと思わなきゃダメ!」
と教えてくれた。

子どもなりにちゃんと目標を持って
取り組むことが出来ているのだと
いうことに驚かされた。

この気持ちが、周りのお友だちにも
広がってくれたらと思う。


* 金曜日 *

今日もノリノリのひよこぐみ♪
Kちゃんは、男女分かれて踊っていたのに
音楽が流れ出すと両方に参加して
ずっと楽しそうに踊っていた。

そしていつもは、ちゅうりっぷ組の子が
誉められているところを
今日は、ひよこぐみの子たちも
沢山誉めてもらえた。

いつもは、ちゅうりっぷ組に隠れてしまい
なかなか誉められることがすくないので、
すごく良いきっかけになったのではないかと思う。

やっぱり、誉められると嬉しいみたいで
更にノリノリになって踊っていた♪


・・・・・・・・・・

先生たちは、これまでの経験から、

先生から認められるよりも、
お友だちから認められる方が、

子どもたちは、

“生き生きと自信に満ちあふれていく”

ことを知ってきました。

ですので、どの先生もブレずに
認める保育の実践ができています。

先生から認められることも当然必要ですが、
最終的には、子ども同士の関わりを
構築させる援助が重要になってくるので、
 
見せ合いっこをして、

子どもの意見で

“認め合ったり”

“アドバイスし合ったり”

しながら演技が作られていきます。

大人主体の
【仕込み】とか【やらせ】
ではなくて、

子ども主体です!

良い保育が展開されていますね。

2012年9月14日金曜日

新たな実践

年長さんのお部屋です。

夏休み中に、このお部屋の床を張り替えたこともありますが、
お部屋のレイアウトが第一保育期とはかわりました。

当園ではもう、おなじみですが・・・・


しかし、物の配置や置き方で
こんなにもスペースの広さが変わるですね~。

一年を通して同じ環境(レイアウト)で過ごすのではないのです。

子どもの自立度合や考え方の変化など、
いろいろなことを背景とし
変わっていく子どもの成長段階に応じて
環境(レイアウト)も変化していくって
すごく素敵な事じゃないですか?

そんじょそこらには、こんな園ないでしょう・・・・!

園生活での子どもの動きをよく見ているから、
その時期、その時期で
最適なレイアウトのアイディアが生まれます。


園長にはできない、
現場の先生たちだから
できることですね。


・・・・・・・・・・・

さて、年長さんのかけっこを
タイム計測して順位を出していますが。

担任たちと考えて、順位の変動が
分かりやすいようにグラフにしました。

順位の変動が小さい子もいれば、
激動している子もいますね。

しかし、ずっと同じ順位って子は
一人もいません。

前回の続きですが、
目に見えるようにすることによって
子どもたちは刺激を受けやすくなります。

これも立派な援助ですね。

2012年9月11日火曜日

新たな実践

随分さぼりました。。。。

・・・・・・・・・・

さて、第2保育期がスタートし、先生たちの実践も
子どもたちに応じて変化していきます。

まずは、年長さんです。

運動会に向けてリレーのグループ分けをするために
全員のタイムを計っています。

今年はその都度、順位を張り出すようになりました。

ここまで、3回の計測を行いましたが、
順位の変化がない子もいれば、
大きく変わった子もいます。

その子なりに何らかの刺激を得ていると思います。

順位を張り出す意味は、
個人の発憤を期待するのもありますが、
それぞれの『個人差の現状を知る』
ということが一つにあります。

現時点での優劣を評価するということではありません。

リレーでは、毎回チームごとに走る順番(作戦)を
子どもたちが意見を出し合い考えます。

この順位表を参考に意見を出し合うように
なってくるといいですねぇ~


リレーの取り組み方も年々進化していっています。

クラス対抗・男女対抗で
走る順番は背小さい方から
だったのが・・・・

走る順番は、子どもたちが
その都度考えるようになり・・・

男女対抗とは限らなくなって・・・・

全員のかけっこのタイムを計測しチーム分けするようになり・・・・

クラス対抗とは限らなくなって・・・・・

かけっこの順位を張り出してみるようになりました。


子どもたちは相手チームに勝つことや
1位になることを目標にしていますが、

先生の目的は、走る順番を決める際の
話し合いをたくさんさせることです。

ですので先生たちは、
話し合いを活発化させるための
アイディアを凝らします。


今年のリレーも大きな感動と興奮に包まれること間違い無しです。
(大人側の視点ですが・・・)

ノンフィクションライブですから、
何が起こるか分かりません。

だから、何か起きたときの感動と興奮が大きくなるのです。

高校野球のようですね?

2012年7月19日木曜日

伝え合う、教え合う保育

梅雨が明けた途端、一気に夏らしくなりました。

お天道様も、梅雨明け宣言に
すっかりその気にさせられていますね。


さて、先生たちの週日案≪づき・反省≫から紹介します。


【年少さんの先生】

今日は、お楽しみ会があった。
天気があまり良くなかったため、
予定していた流れとは、
少し異なってしまったが、
みんなで楽しい時間を過ごすことができたと思う。

特に、宝探しゲームでは、

「お友だちのものを見つけたら、
持ってこないで教えてあげようね!」

と声をかけていたので、
協力し合って見つけている姿が印象的だった。

中でも、少し高い所に宝がぶら下がっていたTくん。

ジャンプをしても届かないので

「イスを使おう!」

と気が付きイスを運んできて
宝をとることができた。

自分でどのようにすれば達成できるか
アイディアを出して考えることができたことに
驚かされたがその後、同じ様に高いところにあった

S君に「イス使うんだよ!」と教えてあげていた。

そんな姿から自分に自信がついた
Tくんの様子を見ることができた。


何か自分ができるようになったら、
それを他の子に還元していく。

園が具体的に示している保育の目標です。

「自分さえできればそれで良い」
「自分さえ良ければ、それで良い」

というような利的な考え方ではなく

的(協力的)な考えを

幼児期から植えつけたいですよね。


先生たちが良く理解して保育できているから
今回、見えた子どもの姿ですね。

2012年7月18日水曜日

支え合う関係(共生)

この時期、年少さんのお部屋には、
こんな環境(ボード表示)が用意されています。
朝、家庭からの連絡を先生が確認して
マークシールが付いた磁石で表示しておきます。

それを子どもたちが自分で見て、
行動し始めます。



~週日案の気づき・反省から~

ある日の年少の先生≫

今日もプールに入るため、
朝登園してきた子から水着に着替え始めた。

何度かプールもやっているので、ボードにはってある

「プール・て&あし・けんがく」
の磁石の見方も、自分で分かる子が増えてきた。

早い時間に登園しているMちゃんは、
見方も理解できているので、
後からお友だちが登園してくると

「Yちゃんもプール○だよ!」

「水着にきがえるんだよ!!」などと、

声をかけて教えてあげている姿が見られた。

また、着替える時なども、ひっくり返ってしまって
直すことができない洋服があったりすると、

「Tくんに手伝ってもらってるんだ~」

「ありがとう」などと

自分では解決できないことがあると、
先生に頼むのではなく、

仲の良いお友だちと協力して
解決しようとする姿もあった。

少しずつ自分たちで考えて
行動していってくれることが
増えていけばと思う。



今日もこんな姿が見られましたよ。
女の子の水着って、子どもにとって
着るのは一苦労です。

年少さんでも子ども同士が
助け合うことができていますね。

4月に始まってからずっと、
少し先の子どもの成長や発達を見通した
環境と促しがあったからこそ

この様な姿が見られているのです。


2012年7月17日火曜日

『認める保育』

先週、マスターメダルの授与式がありました。


※マスターメダルとは

授与式は、約2か月に1回あります。

園生活の中で、子どもたちの良いところを
先生や友だちが見つけ、認められるともらえます。

初めは、その子の得意なことなどを
○○マスターと称してメダルをあげていました。

褒められると嬉しくて更に良い姿を演じようとします。
そして、他の子たちも刺激を受け自分も褒められたいので
一生懸命、良い姿を演じるようになります。

しかし、

結果の姿ばかりを評価するのは良くないことや、
ご褒美でつって良い姿を演じさせるのは
後々、子どもたちのモチベーションを下げる。
ということを知ってからは、
ニンジン作戦にならないように工夫されてきました。


誰のどんなところを認めマスターメダルをあげるかは、
年中さん年長さんは子どもたちが考えて選んでいます。

年少さんの初めのころは先生が選びますが、
そのうち子どもたちから提案するようになっていきます。

ですので、

いつ、どんな内容で誰が認められるかは
子どもたちしだいです。

先生に認められるよりも、友だちに認められる方が
大きな自信になっていくことは、これまでの保育を通して
先生たちはよくわかっています。

そして、

大人が認めてあげるばかりだと、
大人の目を気にするばかりになってします。

ですので、この様な流れになってきたのでしょう。

大人からの評価よりも、
友だちのために、仲間のために
喜ばれることをするようになりますので、


子ども同士のコミュニケーションも深まり
人間関係は、さらに良くなっていきます。


最近、『絆』といいう言葉が多く出回っていますが・・・・

上っ面だけでなくて、真の『絆』で社会が結ばれると良いですね。