2012年5月7日月曜日

幼児期の文字指導

幼稚園の教育には、
【言葉の獲得に関する領域】があります。

幼稚園教育要領解説
(文部科学省)
の中でこのように記されています。

幼児は遊びの中で、文字を遊具のように見立て、使っていることもあり、
このような姿をとらえて、その指導を工夫することが大切である。

教師は、文字について直接指導するのではなく、
幼児の、話したい、表現したい、伝えたいという気持ちを
受け止めつつ、幼児が日常生活の中で触れてきた文字を使うことで、
文字を通して何らかの意味が伝わっていく面白さや
楽しさが感じられるように、日ごろの保育の中で伝える喜びや
楽しさを味わえるようにすることが大切である。

一人一人の幼児の文字に対する興味や関心、
出会いを基盤にして、小学校以降において文字に関する
系統的な指導が適切に行われることを
保護者や小学校関係者にも理解されるように
働き掛けていくことが大切である。


多くの幼稚園・保育園で
文字の指導が行われていますが、

その大部分は、
小学校のように直接指導です。

そして、

それを望む保護者や小学校の先生は
非常に多いです。

しかし、

幼稚園での文字の指導は、
小学校や塾の様な指導方法ではない
ということが記されています。


幼稚園として、
子どもたちのスムーズな成長発達のためには、
この認識の歪みと向き合っていかなければなりません。

大人だけの満足や都合に応えることよりも、
子どもの育ちのニーズに応えることが
最優先されなければならないからです。


文字が読めなくても、写真やイラストで理解できます。

文字が一緒にあることで、
文字の持つ役割や機能、意味を
遊びや生活の中で自然と
体感的に学んでいきます。

この写真の例が全てではありませんが、
このような環境を用意することが
幼稚園での文字の指導なんです。

文字への興味や関心、出会いが
小学校以降の指導につながる

【基盤】

になるんです。

幼稚園・保育園は、
小学校の予備校ではありません。

先取り教育では、
子どものスムーズな成長発達は促されません。


最後に、もう一度。

幼稚園の教育、
幼児期の教育は、

小学校教育の先取り、
知識の詰め込み、
技術の教え込み、

では、ないんですよ。

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